明けない夜はない(199)<最近危ないと思うこと(戦前回帰とLGBTのこと)その2>

 

<転送歓迎>(重複ご容赦)

 

・「新芽ML」・「ひのきみ全国ネット」

・「戦争をさせない杉並1000人委員会」・「杉並コモンズ」

の渡部です。

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(少し長いです)

「G7広島サミット」の前に「LGBT」法案を国会に

提出するかどうかで世論が盛り上がった。

「G7の国でこの法律がないのは日本だけだ」等とも言われ、

米駐日大使をはじめG7の大使らが、

法案提出を日本政府に露骨に求めた。

 

また日本では経団連、経済同友会らが極めて積極的に

法案提出を求めた。

これまで、大企業と言えばむしろ男女差別をやってきた所だ

そこが急に男女差別を越えて、性的少数者への差別は許さないと

言い出すようになってきた。

 

そして、私の身の回りでも起きてきて、

今まで一緒に活動してきた人々の間で分断・溝が出来てきた。

非常に悲しいことである。

 

一体誰がどのような理由で「LGBT」なるものを持ち込むように

なってきたのか。なぜそのことに疑問をもったり、反対すれば、

その人たちは「差別者だから一緒にやれない」などとまで

いわれてしまうのか。

これでは、「LGBT」はこれまでのあらゆる運動に

クサビをうちこみ、

男女平等を求め民主主義を求め運動する人々を

バラバラにするものではないか。

またそもそも「性自認」とはいったい何か。

 

しかし少しづつこの問題を知るに至り、

これは世界的に大きな問題ともなっていることがわかってきた。

以下に述べることはこれまでの私の認識の到達点である。

おかしいと思われたらどうぞ批判して頂きたい。

 

第一に、「LGBT」を推進しているのは主に先進資本主義国であり、

それらの国の中の新自由主義(露骨な資本主義)を進める勢力だということ。

だから、日本では大阪維新などが推進している。

また、経済同友会の新浪新代表などは、

露骨に「国際的な人材獲得のため」だとのべている。

要するに金儲けが第一の理由なのである。

そのためには男女の特性・差違などはどうでもいいのである。

 

第二に、「性的少数者」の差別をゆるさないことを名目に

様々な身体的性差を無視しことを進めることになり、

その結果様々な問題が生まれてくるということ。

それはすでに表れているようにトイレなどに顕著に現れ、

女性専用のトイレがなくなったりしている。

その結果女性に対する性犯罪を増やすことにもなる。

これは他でもない女性差別である。

スポーツ界でも身体的特性を無視し、

「性自認」で、自分は「女性」だと主張すれば、

女性の競技にも出られ、良い成績を上げることができたりする。

身体的女性にとっては極めて不利になる。

これも女性差別に他ならない。

幾ら、化粧して女性らしく振舞っても、

それは「女性らしい男性」であり、身体的な女性ではない。

そこを間違えてはならない。

そこを間違えれば、性犯罪などが起きることになる。

実際イギリスなどでも性犯罪が起きており、

アメリカでは「性自認」の男性が銃撃事件まで起こしている。

日本でも「LGBT」を進める大阪で

「性自認」を名乗る男性による性犯罪が起きている。

結局、女性にとってはこれまで以上に

住みにくい社会になるだろう。

 

第三に、この「LGBT」は、新自由主義(露骨な資本主義)を

信奉する世界の経済界には更なる大きな利益を与える一方、

新自由主義(露骨な資本主義)に様々な形で抵抗し、

変革を目指す人々の間には深刻な分断を持たらすことになろうということ。

それなのに、日本では、いわゆる「野党」も経団連などと

一緒になって「LGBT」を推進している。まるで挙国一致であり、

「LGBT」に反対する人たちに「差別者」とレッテルを張り、

「あなたたちと一緒にはやれない」として排除しようとしている。

これは悲劇的なことである。

 

第四に、では「性自認」の人たちはみんなこの法案に

賛成なのだろうか。そうではないのである。

2023年5月1日、「性別不合当事者の会」、「白百合の会」、

「平等社会実現の会」、「女性スペースを守る会」の4団体で、

<性自認の法制化に反対する緊急記者会見>が、

日本記者クラブで開かれている。以下をクリックしてご覧ください。

https://note.com/sws_jp/n/n72598ada1499

また、5月27日には国会前での訴えも行われた。

それは、以下をご覧ください。

https://twitter.com/3_colourful/status/1662466542674792451?s=46&t=U41ePCPdwyQ40rID4L-BJg

いずれも、大変勇気が必要だった訴えだったと思うが

こうして声を上げたことに私は敬意を表したい。

 

第五に、「LGBT」について高く評価する言葉の危険性である。

現在では、「性自認」を含めた「LGBT」に対し、

「それは何の問題もない。特に何かが変わる事でもない。

いいことだらけだ。」というような高い評価もあるようです。

しかし、こういう言葉を聞くと、私が約30年前に福島第一原発に

見学に行った時の双葉町の宿の方の返事を思いだす。

私が、「心配はありませんか」と聞くと、

宿の方は「全くありません。いろいろな施設はでき、

税金は下がり、いいことだけです」と答えた。

それから20年後の2011年福島第一原発は大事故を起こし、

双葉町は壊滅的な被害を被ることになった。

 

「LGBT」も、すでに実際に起きている負の側面を無視して、

ただただ世界に乗り遅れるなとばかりに、

しゃにむに進めば、私はきっと大きな

問題を起こすことになると思う。

 

第六に、結論として。

たしかに、「LGBT」は、グローバル資本にとっては

「いいことばかり」で、「人材」「医療」「出版」

などの分野では莫大な利益があがるのだろう。

しかし、教育分野で「LGBT」教育が前面に出てくれば、

幼児・児童に対し、性的に混乱あるいは誤った見解を与え、

先に紹介した性自認の方々の言うように、

その後の彼らの人生を取り返しのつかないものに

してしまいかねない危険性がある。

またこれまで獲得されてきた女性の権利は

逆に縮小される危険性さえもある。

 

いずれにしても、この「LGBT」騒動で、

結局はグローバル資本だけが儲かり、

本来、男女平等・男女差別反対で

団結しなければならない人々がバラバラに分断され、

グローバル資本にいいようにこき使われるように

なるだろう。

また、現在の世界情勢下では、

性別無視で戦争にも動員させられることになるだろう。

そうなれば「LGBT」は本当に危険なことである。

性愛の証(あかし)でもある男女の愛の歌さえも

どうなることやら、である。

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取組紹介

①「10・23通達から20年

 教育現場の実態と悩みを聞き交流する」会

日時:2023年6月18日(日)13時開場

場所:高円寺中央会議室(チラシに地図あり)

発言:宮沢弘道さん(多摩島しょ教組委員長)、現場教職員など

連絡先:090-5415-9194

資料代:500円

主催:都教委包囲首都圏ネット

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②全国から集う!全国で闘う!

 第13回「日の丸・君が代」問題等

     全国学習・交流集会

   ~「新たな戦前」に向う教育の国家支配はゴメンだ!~

 日時:2023年7月23日(日)10:30~17:00(開場10:10)

 場所:日比谷図書文化館・コンベンションホール(地下階)

 講演:児美川孝一郎さん(法政大学教授)

 演題:『公教育の転覆をはかる教育DX

    ーー市場化、デジタル監視、新たな戦前ーー』

 主催:実行委員会(090-3543-8743(根津))

 資料代:500円

 ユーチューブ配信あり(添付参照)

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「都教委包囲首都圏ネットワーク」のブログのアドレス

     http://houinet.blogspot.jp/

千葉高教組『日の丸・君が代』対策委員会」のホームページ

       http://hinokimitcb.web.fc2.com/

「ひのきみ全国ネット」のウェブサイト

       http://hinokimi.web.fc2.com/