イタリア北部エミリアロマーニャ州を襲った豪雨により洪水や地滑りが発生し、9人が死亡した。洪水被害は37市町村に及び、数千人が避難を強いられる事態となっている。ボナッチーニ州知事は「損害の規模はまるで地震のようだ」と述べた。世界自然保護基金(WWF)は、水を吸収する森林や川沿いの植物失われたことが、災害を拡大させたとの見方を示した。
農業も大きな打撃を受けており、5000以上の農場が水没。約1万人が住居から避難し、残った人の多くは電気が使えない状態だ。 犠牲者1人の遺体は自宅から流され、19km離れた海岸に打ち上げられた。
ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー
TBS NEWS DIG Powered by JNN
イタリア・メローニ首相 G7広島サミット、21日の会議に出席せず帰国と発表
G7広島サミットに参加していたイタリアのメローニ首相は、イタリア北部で起きた洪水被害への対応のため、21日の会議に出席せず帰国すると発表しました。 イタリアのメローニ首相は、広島市内で21日未明に会見し、北部エミリアロマーニャ州で起きた豪雨による洪水被害に対応するため、G7広島サミットの21日の会議には出席せず帰国すると発表しました。
「困難な時にイタリアから離れていることはできない」と述べ、他の首脳にも伝えたとしています。 イタリアメディアによりますと、エミリアロマーニャ州では大雨が続き、洪水や土砂崩れが発生。14人が死亡するなどの被害が出ています。イタリア政府は23日に閣議を開き、支援策などを決定する予定です。また、会見で、メローニ首相は議長国を務める来年のG7サミットを6月にイタリア南部のプーリア州で開催すると表明しました。
TBSテレビ
「地震規模の被害」 イタリア北部で豪雨により洪水や地滑り、9人死亡
イタリア北部エミリアロマーニャ州を襲った豪雨により洪水や地滑りが発生し、9人が死亡した。洪水被害は37市町村に及び、数千人が避難を強いられる事態となっている。ボナッチーニ州知事は「損害の規模はまるで地震のようだ」と述べた。世界自然保護基金(WWF)は、水を吸収する森林や川沿いの植物失われたことが、災害を拡大させたとの見方を示した。 イタリア北部エミリアロマーニャ州で豪雨により9人が死亡。州知事によると数十億ユーロ相当の損害が出ている。 同州東部は壊滅的な被害を受け、20以上の河川が氾濫。数百カ所で地滑りが発生し、道路も損壊した。エミリアロマーニャ州のボナッチーニ知事は「豪雨による損害の規模はまるで地震のようだ」と述べた。 農業も大きな打撃を受けており、5000以上の農場が水没。約1万人が住居から避難し、残った人の多くは電気が使えない状態だ。 犠牲者1人の遺体は自宅から流され、19km離れた海岸に打ち上げられた。 同州チェゼーナの町では、雨が止み水もほぼ引いたため、住民らは泥まみれの家に入ることができたが、この婦人は結婚式の写真が水浸しになっているのを見つけた。 住民のラファエラ・ザンニさん 「私の結婚生活の全てがあったのに」 夫のマウリツィオ・コーラさん 「何もかも捨てなければならなかった。ここまで浸水して、壁にもその跡が残っている」 エミリア・ロマーニャ州が悪天候に見舞われたのは、今月2回目。気象学者によると、数カ月の干ばつで土地が乾燥した後に大雨が降ったため、水を吸収する能力が低下しているという。 世界自然保護基金(WWF)は水を吸収する森林や川沿いの植生が失われたことが、災害を拡大させたと非難している。
[ボローニャ(イタリア) 17日 ロイター] - イタリア北部エミリアロマーニャ州を襲った豪雨により洪水や地滑りが発生し、9人が死亡した。洪水被害は37市町村に及び、数千人が避難を強いられる事態となっている。
当局によると、一部地域ではわずか36時間で年間平均降水量の半分に相当する大雨を記録し、河川の堤防が決壊するなどした。
最も大きな被害を受けた地域の近くに位置するイモラ・サーキットで21日に開催される予定だったF1グランプリは中止となった。ドローン映像によるとサーキットの一部エリアが水没していることが判明し、主催者は「ファン、チーム、関係者の安全を確保したイベントを開催することができないため」中止を決めたと述べた。