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「大津波の警告は妨げられた」 元原子力規制委、島崎氏が出版
島崎邦彦氏が出版した「3.11大津波の対策を邪魔した男たち」(青志社)
原子力規制委員会が発足した2012年から2年間、委員長代理を務めた島崎邦彦・東京大名誉教授(地震学)が1日までに、11年の東京電力福島第1原発事故の原因を探る「3.11大津波の対策を邪魔した男たち」を出版した。島崎氏らによる大津波の警告が、原発の運転を優先する政府や電力会社に妨げられ、必要な対策が取られなかったなどとしている。 事故調査委員会の公表資料や各地の訴訟に提出された証拠、島崎氏自身の経験を用いて事故前の状況をリアルに描いた。原発規制に携わった政府職員や学者、東電担当者らが実名で登場する。
福島第1原発、原子炉土台内部に新たな損傷
東京電力は30日、福島第1原発1号機の原子炉格納容器内部調査で、原子炉を支える土台内部が損傷している画像を公開した。すでに別の場所でも損傷が見つかっており、広範囲が損傷している可能性が高まった。