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共同通信

死刑執行の上申書開示を 名張事件、弁護団が提訴

 三重県名張市で1961年、女性5人が死亡した名張毒ぶどう酒事件を巡り、2015年に89歳で獄中死した奥西勝元死刑囚の死刑執行に関する上申書を法務省が開示しないのは違法だとして、再審請求弁護団の弁護士が国に開示を求め、名古屋地裁に提訴していたことが25日、分かった。情報公開法に反しているなどと主張している。昨年12月28日付。  鈴木泉弁護団長によると、名古屋高検が法相に執行命令を申し立てる「死刑執行上申書」について、弁護団の弁護士が21年に開示請求したが、法務省は「公共の安全と秩序の維持に支障を及ぼす恐れがある」として不開示を決定した。