教養」が警察官腐敗の源?!

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2023年2月24日千葉日報

交通事故でうその調書作成 「早く処理したいから」 巡査部長に停職3カ月 千葉県警

 

千葉県警本部

 うその実況見分調書を作成したとして、千葉県警は24日、虚偽有印公文書作成などの疑いで習志野署の男性巡査部長(30)を書類送検したと発表した。県警は同日、停職3カ月の懲戒処分にし、巡査部長は依願退職した。

 書類送検容疑は松戸署の交通課に勤務していた2018年3月、松戸市内でトラックと自転車が衝突した重傷事故で、うその実況見分調書を作成。21年1月、同事故で自動車運転処罰法違反(過失傷害)の罪に問われたトラック運転手の刑事裁判で「調書は真正に作成されたものである」とうその証言をした疑い。

 

 千葉地検は24日、巡査部長を虚偽有印公文書作成・同行使、偽証の罪で起訴した。

 

 県警監察官室によると、巡査部長は、事故の衝突地点に関してトラック運転手の供述と異なる実況見分調書を作成していた。21年12月、別の警察官が虚偽の記載に気付いて発覚。この影響で裁判の日程が延期になった。

 巡査部長はほかにも、17年9月以降、虚偽の実況見分調書を8件作成。県警は8件については、捜査に支障がないため「立件はしない」と述べた

巡査部長は容疑を認め「事件を早く処理したいという理由から、不正行為をした。大変申し訳なく思う」と謝罪したという。

 県警の川口光浩首席監察官は「警察捜査の信頼を損ねる行為で、断じて許されない。指導と教養を徹底し再発防止に努める」とコメントした。

 

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2023年3月7日 15:42千葉日報

千葉県警職員の懲戒処分相次ぐ 県警本部長が謝罪「信頼損ない深くおわび」 22年は全国最多、強制性交など重大事件も

 2022年に懲戒処分を受けた千葉県警察職員が全国最多の35人になり、今年も懲戒処分が相次いでいることを受け、田中俊恵県警本部長は7日の県議会常任委員会で「信頼を損なう事態になり、本部長として重く受け止めている。県民に深くおわび申し上げる。指導、教養を徹底して、組織一丸になって信頼回復に努める」と謝罪した。

 県警では昨年、強制性交罪などで逮捕、起訴された捜査4課の元警部が免職になったほか、警察学校寮での賭けトランプ問題で14人が減給などの懲戒処分を受けた。今年に入っても飲酒運転や実況見分調書の偽造などによる懲戒処分が続いている。

 議員から「危機的状況。県民に見える形で不祥事防止に向け明確な意思表示を」と求められ、川口光浩監察官室長は「職員が抱える不安や悩みに対して適切な支援を行うため、きめ細かい身上把握を行うとともに、職責の自覚や高い規範意識を醸成するため教養を推進していると答弁した。

 

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