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小6の成績表と担任コメント、学校HPに誤掲載 保護者の指摘で判明
茨城県筑西市立小学校で、6年生の成績一覧表がホームページに掲載された問題を受け、記者会見する小室高志・市教育長(中央)ら=2023年3月9日午後、同市役所、河合博司撮影
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茨城県筑西市教育委員会は9日、市立小学校の6年生1クラス(24人)の「成績一覧表」が約1日間、学校のホームページ(HP)に誤って掲載された、と発表した。成績一覧には児童の各教科の評価や担任教諭のコメントが載っていた。
市教委によると、同校では毎週金曜日、翌週の学校行事や授業内容を保護者らに知らせるため、「学習予定表」をHPに掲載している。成績一覧はそこに誤って掲載された。児童の氏名、国語や算数など9教科の3段階評価(A~C)、担任が各児童の行動の記録や基本的な生活習慣について記したコメントが含まれていた。 担任が、HP担当の教務主任に学習予定表を共有しようとして、誤って成績一覧を提出し、教務主任も内容を確認せずにHPに掲載したのが原因という。成績一覧は3日午後5時半ごろに掲載され、4日午後4時20分ごろに他学年の保護者からの指摘で誤掲載がわかった。直後に削除したという。
誤掲載された時間帯を含む1~4日の学校のHPへのアクセス数(学内を除く)は10件だった。担任と教務主任は「確認作業をせず、大変申し訳ありません」と話しているという。
誤掲載を受け、校長と担任、教務主任の3人は6~7日、このクラスの児童の全家庭を訪問し謝罪。8日には同校の全保護者向けに説明会を開いた。児童の心のケアのため、スクールカウンセラーの派遣も検討するという。
市教委は再発防止のため、市立の全27小中学校の教職員を対象に、情報セキュリティーに関する研修会を開くことを決めた。記者会見した小室高志・市教育長は「児童や保護者のみなさまにご迷惑をおかけし、申し訳ありません。再発防止に早急に取り組み、組織的なチェック体制の強化やルールの徹底に努める」などと謝罪した。(河合博司)
朝日新聞社
時03分NHK
小学校ホームページに児童24人の成績を誤掲載 茨城 筑西
茨城県筑西市の小学校のホームページに誤って児童24人分の成績が丸1日近く掲載され、筑西市教育委員会は、教員のミスだったとして陳謝するとともに再発防止に取り組むとしています。
筑西市教育委員会によりますと、今月3日の午後5時半ごろ、市内の小学校でホームページ担当の教諭が次の週の授業の予定を掲載しようと作業をしたところ、誤って6年生の児童24人分の成績一覧表が掲載されてしまったということです。
担当の教諭などは誤って掲載したことに気づかず、翌4日の午後4時20分ごろに別の学年の保護者から指摘があって初めて学校側が把握し、直後に削除したということです。
学校は9日までに、6年生の児童の保護者に直接謝罪したほか、すべての保護者を対象に説明会を開いたということです。
6年生の担任の教諭がホームページ担当の教諭に授業の予定のファイルを共有しようとした際、誤って成績一覧表のデータを共有し、ホームページ担当の教諭もきちんと確認しなかったことが原因とみられるということです。
このため筑西市教育委員会は、今後、ホームページにデータを掲載する際は、複数で確認するなどのマニュアルを作成し、再発防止に取り組むとしています。
筑西市教育委員会の小室高志教育長は「ご迷惑をおかけして誠に申し訳ありませんでした。二度とこのようなことが起きないよう万全の体制を取りたい」と話しています。