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患者約3万6000人分の氏名や病名など入ったUSBメモリ紛失 公立病院の歯科医師がポケットに入れたまま白衣をクリーニングに… パスワード設定なしの状態

テレビユー山形

山形県川西町の公立置賜総合病院は3日、患者およそ3万6000人分の氏名や病名など個人情報が入ったUSBメモリを紛失したと発表しました。 

 

公立置賜総合病院によりますと、紛失したのは、2000年11月から去年12月までに歯科口腔外科を受診した患者3万5892人分の、氏名や住んでいる市町、病名など個人情報が入ったUSBメモリです。 今年1月18日、歯科口腔外科の歯科医師が、調査研究用の資料を作るために患者の個人情報をUSBメモリにコピーし、持ち出したということです。 院内で使用したあと、USBメモリを入れたまま白衣をクリーニングに出し、翌19日に紛失したことに気づいたということです。 病院では院内に限りコピーしたデータの持ち出しは可能となっていましたが、この歯科医師は、データにパスワードを設定することや、使用後に削除することなどのルールを守っていませんでした。 また、病院ではデータをコピーする際に上司への報告などは求めていなかったということです。 歯科医師は、紛失に気づいたあと個人では探していたものの、上司に報告したのは11日後の1月30日でした。 今のところ、個人情報の院外への流出や悪用は確認されていません。 病院では、対象の患者からの問い合わせを受け付けていて、今後は、全職員を対象に情報セキュリティの研修を行うとしています。

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