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NHK
千葉 強盗傷害事件で自衛官逮捕 東京 狛江事件発覚のきっかけ
今月、千葉県大網白里市のリサイクルショップで起きた強盗傷害事件で、容疑者の1人が警察に逮捕されていたことが捜査関係者への取材でわかりました。容疑者は自衛官だということです。
所持していた携帯電話に残っていた情報をきっかけに東京 狛江市の事件が発覚していて、警察が関連を調べています。
ことしに入って関東各地で強盗傷害事件などが相次ぐ中、千葉県大網白里市では今月12日、リサイクルショップに3人組とみられるグループが押し入り、経営者の男性を殴るなどしてけがをさせたうえ、何もとらずに立ち去りました。
千葉県警察本部は強盗傷害事件として捜査していますが、これまでに3人と見られる実行犯グループの1人を強盗傷害の疑いで逮捕していたことが捜査関係者への取材でわかりました。
逮捕されたのは事件の翌日で、容疑者は20代の男の現役自衛官だということです。
この自衛官が所持していた携帯電話を押収して調べた結果、19日、強盗殺人事件が起きた東京 狛江市の住宅に関する情報が残されていたということです。
これを受けて19日、警視庁に情報が提供され、千葉県警は「捜査で判明してすぐに提供した」としています。
警察は東京 狛江市の強盗殺人事件や関東で相次いだ一連の事件の関連について捜査しています。
千葉県大網白里市の強盗傷害事件で被害にあった被害者は「自分も殺されていたかもしれないと思うとぞっとします」と話しています。
大網白里市で買い取り専門のリサイクルショップを経営する内藤政行さん(76)は、今月12日の午後7時半ごろ、1人で店番をしていました。
防犯カメラにはその頃、男が相次いで店の中に押し入る様子が記録されています。
このあと、容疑者は突然、殴りかかってきて「金庫はどこだ」などと脅してきたといいます。
内藤さんは頭を殴られるなどの暴行を受けてけがをしました。
内藤さんは「自分が襲われた事件と同じ犯人かはわかりませんが、狛江市の強盗殺人事件を知り、本当に驚きました。自分も殺されていたかもしれないと思うとぞっとします。一日でも早く犯人を捕まえて欲しい」と話しています。
逮捕された容疑者は23歳の陸上自衛官
防衛省は20日夜、NHKの取材に対し、警察に逮捕された容疑者は陸上自衛官だと明らかにしました。
そのうえで「防衛省として、捜査に協力していきます」とコメントしています。
防衛省関係者によりますと、逮捕された陸上自衛官は23歳で、三重県内の部隊に所属していて、去年11月から所在がわからなくなっていたということです。