ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー

 NHK

新潟 沖合で座礁の巡視船「えちご」 移動に向け船体調査始まる

新潟海上保安部に所属する巡視船「えちご」が、新潟県の沖合で座礁して自力で航行できなくなった事故で、船をどのように移動させるか検討するため、民間のサルベージ会社による船体の調査が始まりました。

18日、新潟海上保安部に所属する巡視船「えちご」が、柏崎市の沖合で浅瀬に乗り上げ、船内に浸水して自力で航行できなくなりました。

新潟市にある第9管区海上保安本部によりますと、19日朝の時点で乗員33人のなかに体調不良を訴える人はおらず、新たな油漏れもないということです。

19日午前には、委託を受けたサルベージ会社の技師など8人が「えちご」に乗船して船体の調査を始めていて、午後からは潜水調査も行う予定です。

第9管区海上保安本部は、調査の結果をもとに、船をどのように移動させるか検討することにしています。

また、船をえい航するタグボートも、19日夜中に現場海域に到着予定だということで、調査結果によっては19日のうちにも、巡視船を移動させる作業を始めたいとしています。

巡視船は当時、近くにある灯台の明かりが消えていたため、確認しようと接近したところ座礁したということで、
第9管区海上保安本部は、人為的なミスによる事故の可能性が高いとみて、業務上過失往来危険の疑いで捜査しています。