岸田首相も公明党の斉藤鉄夫国交相も …広島選出の衆参全10議員が不備 公選法違反が常態化

 

 

ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー

 

岸田首相も斉藤国交相も…広島選出の衆参全10議員が不備 選挙費領収書682枚1338万円分 宛名やただし書き空白

中国新聞

 

平口氏の選挙運動費用収支報告書に添付された領収書。宛名やただし書きが空欄になっている(画像の一部を修整しています)

 

 2021、22年に広島県内の選挙区で当選した衆参の国会議員10人全員が、選挙運動費用収支報告書に不備のある領収書を添付していたことが31日、中国新聞の情報公開請求で分かった。計682枚(約1338万円分)の宛名やただし書きが空白だった。専門家は公選法違反が常態化している可能性があると指摘し、情報公開を進めることで是正すべきだとする。

 

  【一覧】広島選出の国会議員の選挙運動費用収支報告書で不備が見つかった領収書の枚数 

 

 県選管が開示した10人の選挙運動費用収支報告書の領収書や振込明細書のコピーから判明した。

 

  自民党県連会長の平口洋氏(広島2区)は21年衆院選の全396枚のうち、コンビニなどの領収書14枚(約4万円分)は宛名、ドラッグストアなどの領収書44枚(約21万円分)はただし書きが空白だった。これとは別に両方とも空白は14枚(約6万円分)あった。

 

  衆院選に関する領収書では、自民党の岸田文雄首相(広島1区)と公明党の斉藤鉄夫国土交通相(広島3区)にも空白があったことが既に判明している。斉藤氏は12月13日に県選管へ訂正を届け、岸田氏も訂正に向け準備しているという。

中国新聞社