「リベラル群馬」に所属する八木田恭之県議(60)=太田市区選出、1期目=が、2021年度に交付された「政務活動費」の一部を、白紙の領収書を使って申請していた!
ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー
白紙の領収書を使って政活費を申請 群馬県議「別の店で購入した」
群馬県議会の会派「リベラル群馬」に所属する八木田恭之県議(60)=太田市区選出、1期目=が、2021年度に交付された「政務活動費」の一部を、白紙の領収書を使って申請していたことがわかった。19日、八木田氏が取材に対して認めた。電機店からもらったといい、「別の店で購入した物品の領収書をなくしたため、利用した例があったと思う」などと説明している。
リベラル群馬が県に提出した、所属議員の21年度分の政活費領収書によると、八木田氏は太田市内の電機店の領収書8枚を会派に提出し、政活費計18万4158円を受け取った。
領収書の宛名には「八木田恭之事務所」や「リベラル群馬」、ただし書きには「ワイヤレスメガホンレンタル代」「トナー代」「空気清浄機代」などとそれぞれ記されている。
この電機店の店主は、八木田氏の自宅のアンテナを修理したことはあるが「物を売ったことはない」とし、領収書に記されている商品には店で扱っていないものも含まれると指摘。
「八木田氏から1年以上前くらいに『月3千円ぐらい経費で落としたい』と頼まれ、困っているんだろうなと思い、宛名や金額が入っていない領収書12枚を渡してしまった」と話す。
八木田氏は、電機店から受け取った白紙の領収書を使ったと認めたうえで、枚数などの詳細は「確認中」とし、今後返金など必要な対応を検討すると話した。
朝日新聞社