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■はじめに〜米国の非営利団体『GUN VIOLENCE ARCHIVE』によると、2022年に米国において、10月31日時点で銃で亡くなった人は1万6921人! 銃による負傷者は3万2906人! 銃乱射(mass shooting)で亡くなった人は、572人! 銃による自殺者は銃撃による死者よりも3000人以上多い! 銃撃狂社会・米国の病理の深さ!!
おはようございます。IWJ編集部です。
10月28日、米国の工業都市・ピッツバーグで葬儀の最中に、会場のすぐ外で銃声が起きました。
6人が銃で撃たれましたが、全員命に別条はないとのことです。
※葬儀中に銃声 パニックに 悲鳴が響く...なぜ発砲? 米ピッツバーグ(FNNプライムオンライン、2022年10月31日)
https://news.yahoo.co.jp/articles/dbfeeb68afc8735af98497d1e847b9e0dffed0e8
31日FNNプライムオンラインによると、現地メディアは、別の日に起こった銃撃事件との関連を指摘しています。
葬儀が行われていた20歳の男性は、2週間前に起こった銃撃事件で、撃ち合いの末に死亡したもので、今回の事件は、報復の可能性が言われています。
労働組合の活動家で社会主義者、子ども労働の反対者だったアイルランド系米国人、マリー・ハリス・ジョーンズ(マザー・ジョーンズとして知られた)に因んで1976年に創刊された調査報道メディア『Mother Jones』のウェブ版が、1982年から2022年までの銃乱射事件のデータベースを作成しています。
※Mother Jones - Mass Shootings Database, 1982 - 2022
https://docs.google.com/spreadsheets/d/1b9o6uDO18sLxBqPwl_Gh9bnhW-ev_dABH83M5Vb5L8o/edit#gid=0
『Mother Jones』のデータベースの銃乱射(Mass Shooting)の定義は、FBIの定義に準拠したもので、「公共の場における1回の攻撃によって4人以上の犠牲者を出した事件」を指しています。死者が3人以下ならば、「銃乱射」事件としてカウントをしていないのですが、それでも、米国では多発しています。
『Mother Jones』のデータベースからわかるのは、2022年(2022年10月13日まで)だけで、銃乱射事件が9件も発生しています。
そのうち一件は、一回の乱射ではなく連続乱射殺人(Spree Killing)です。
この2022年10月13日までの9件の銃乱射事件だけで、死亡者は合計60人です。負傷者の合計は、81人以上となっています。
特徴的なのは、犯人の年齢です。
10代が3人、20代が3人、70代が1人、不明が2人です。
67%が10代、20代なのです。
1982年から2022年までに、銃乱射事件で亡くなった人の合計は995人に上ります。
このデータベースは、一回の銃撃で4人以上が亡くなった銃乱射事件のデータで、強盗、ギャング、家庭内暴力に起因する殺人は含まれていません。
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