岸田文雄総理大臣は、ただちに杉田水脈総務政務官を罷免し衆院議員辞職勧告せよ!
ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー
SNSの中傷投稿に「いいね」 一審覆り“違法判決”
All Nippon NewsNetwork(ANN)
ジャーナリストの伊藤詩織さんは、自身を中傷するツイッターの書き込みに「いいね」を押され、名誉を傷付けられたとして、自民党の杉田水脈衆院議員に、220万円の賠償を求める裁判を起こしていました。
伊藤さん:「指先一つのハートマークを押すことで、どれだけ誰かを傷付けてしまうか、深く受け止めてほしい」
争点となったのは、インターネットへの投稿そのものではなく、投稿に賛同する行為が、名誉侵害にあたるかどうかです。
一審の東京地裁は、伊藤さんの訴えを退けましたが、東京高裁は20日、「いいね」を押す行為について…。
東京高裁:「伊藤さんを侮辱する内容に好意的・肯定的な感情を示し、名誉感情を侵害する」 さらに、10万人を超えるフォロワーを持つ国会議員の杉田氏は、一般人とは比較できない影響力があると指摘しました。
「いいね」によって投稿が拡散されたことは、許される限度を超える侮辱行為だとして、55万円の支払いを命じました。
(「グッド!モーニング」2022年10月21日放送分より)
テレビ朝日
杉田氏「いいね」は「限度超えた侮辱行為」 伊藤詩織さん逆転勝訴
自民党の杉田水脈衆院議員に損害賠償を求めた訴訟で逆転勝訴し、東京高裁前で心境を語る伊藤詩織さん=東京都千代田区で2022年10月20日午後1時48分、幾島健太郎撮影
ツイッターで自身を中傷する投稿に「いいね」を押されて名誉感情を侵害されたとして、ジャーナリストの伊藤詩織さんが、自民党の衆院議員で総務政務官の杉田水脈(みお)氏に220万円の損害賠償を求めた訴訟の控訴審判決で、東京高裁は20日、賠償責任を否定した1審・東京地裁判決(今年3月)を変更し、杉田議員に55万円の賠償を命じた。
石井浩裁判長は「積極的に名誉感情を害する意図で『いいね』を押しており、限度を超えた侮辱行為で不法行為に当たる」と批判した。
「いいね」を巡って賠償を命じた司法判断は初めてとみられる。
高裁判決によると、元TBS記者の男性から2015年4月に性暴力を受けたと訴える伊藤さんに対し、ツイッター上で「枕営業の失敗」などとする複数の匿名投稿がなされた。
杉田議員は18年6~7月、こうした投稿25件に「いいね」を押した。
高裁判決は「いいね」の特徴として「押すか押さないか二者択一で、対象投稿のどの部分に好意的・肯定的な評価をしているかは明確ではない」と指摘。
名誉感情を侵害したかどうかを判断するには、「いいね」を押した人と投稿で取り上げられた人との関係
▽「いいね」が押されるまでの経緯
▽投稿のどの部分に好意的・肯定的な評価を示しているのか
――
を検討する必要があるとの考え方を示した。
その上で、杉田議員が18年3月のネット番組で「枕営業大失敗」と書かれたイラストを見て伊藤さんを冷やかし、同6月の英国のBBC放送の番組内で「(伊藤さんは)明らかに女としても落ち度がある」などと発言した経緯に着目。
判決は「伊藤さんへの批判を繰り返す杉田議員が、伊藤さんを侮辱する投稿に賛意を示すことは、伊藤さんの名誉感情を侵害する」と結論付け、国会議員であり約11万人のフォロワーを擁する杉田議員の影響力も踏まえ、慰謝料を算定した。
伊藤さんは判決後、「指を押す一つの行為でもどれだけ苦しいことなのか判決が示してくれた」と述べた。
杉田議員の事務所は「判決内容をよく精査し、対応を検討する」とコメントした。
【遠藤浩二】
朝日新聞
杉田水脈議員に一転、賠償命令 「いいね」で伊藤詩織氏への侮辱
杉田水脈・衆院議員=2022年8月15日、東京・霞が関の総務省
ツイッター上の中傷投稿25件に「いいね」を押されて名誉感情を傷つけられたとして、ジャーナリストの伊藤詩織氏が杉田水脈・自民党衆院議員(現・総務政務官)に220万円の損害賠償を求めた訴訟の控訴審判決が20日、東京高裁(石井浩裁判長)であった。判決は請求を退けた一審判決を変更し、杉田氏に55万円の支払いを命じた。
杉田議員は2018年6~7月、ツイッター上で「枕営業の失敗」「ハニートラップ」「売名行為」などと伊藤氏を中傷した第三者の投稿計25件に「いいね」を押した。
訴訟で伊藤氏側は、衆院議員で多数のフォロワーがいる杉田議員の影響力は大きく、多くの中傷投稿に「いいね」を押したことは名誉感情の侵害になると主張した。
だが今年3月の一審・東京地裁判決は、ツイッター上の「いいね」について「必ずしも内容への好意的・肯定的な感情を示すものではない」と指摘。ブックマークなどの目的で使われることもあり、「感情の対象や程度は特定できず、非常に抽象的、多義的な表現行為にとどまる」として伊藤氏の請求を棄却していた。(田中恭太)