2021年7月31日、小林鷹之の地元の八千代市で開会式が行われた「ピースロード2021in千葉」であいさつ・記念集合写真
「天宙平和連合(UPF)」が共催
超危険❕❕❕『若者らが自転車に乗って世界平和と連帯の必要性を訴えるプロジェクト』
岡山県では、岡玉県とすべての市と一つの町も後援していた!
NHKは、あと46都道府県の調査・報道を急げ!
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■2022年8月10日 07時26分東京新聞
旧統一教会系イベント 小林経済安保相が記念撮影 本紙が写真入手「肯定発言していない」
昨年7月、旧統一教会の友好団体が共催したイベントで記念撮影した小林鷹之氏(前列右から2人目)=参加者男性提供、画像の一部を加工処理しています
衆院千葉2区(千葉市花見川区、習志野市、八千代市)選出の小林鷹之経済安全保障担当相が昨年七月、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の友好団体が共催したイベントに出席した際、参加者らと記念撮影をした写真を本紙が入手した。小林氏は九日、本紙の取材に対し「写真は他の会であいさつする場合と同様、参加者の依頼に応じて撮影したと思う」と回答した。
イベントは、二〇二一年七月三十一日、小林氏の地元の八千代市で開会式が行われた「ピースロード2021in千葉」。イベントのウェブサイトなどによると、旧統一教会の友好団体「天宙平和連合(UPF)」が共催に名を連ねる。若者らが自転車に乗って世界平和と連帯の必要性を訴えるプロジェクトだ。
小林氏は今月五日の記者会見で、このイベントに出席し、あいさつしたと明かした上で「地元の依頼に対応したが、その団体が現在指摘されている問題があることは知らなかった」と説明。旧統一教会側からの選挙支援や献金などは受けていないと明言していた。
開会式に出た男性によると、イベントには約八十人が参加。ほとんどが旧統一教会の信者だったという。小林氏は開会式の中盤で来賓として二分間ほどあいさつ。その後、参加者が自転車で出発する前に、小林氏が全体での記念撮影に応じたという。
また、男性は、小林氏があいさつの中で旧統一教会の教義に共感を示すような発言をしたと語る。それに対し、小林氏は「一言一句は覚えていないが、発言はしていないと思う。旧統一教会の教えを存じ上げないので、それを肯定するような発言はしていない」と答えた。
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旧統一教会関連団体の「ピースロード」全市と1町が後援
岡山県が後援し「世界平和統一家庭連合」=旧統一教会の関連団体が関わっていたイベントについて、NHKが県内の自治体に取材したところ、すべての市と一つの町も後援していたことが分かりました。
旧統一教会の関連団体が関わっていた「ピースロード」という自転車で各地をまわるイベントをめぐっては、県が後援していたことを8月12日に明らかにし「しっかり検討すべきだった。今後より慎重に対応していく」としています。
去年開催されたこのイベントについて、NHKが県内27市町村に取材したところ、15あるすべての市と矢掛町も後援していたことが分かりました。
いずれの自治体も当時、旧統一教会の関連団体が関係していたと認識できず、イベントの目的などについて妥当性を検討した結果、宗教の関わりや営利目的はないと判断して、後援を決めたとしています。
また岡山市、倉敷市、玉野市、総社市、瀬戸内市の5つの市は、おととしのイベントにも後援していました。
そして同じ年に、イベントの実行委員会から、新型コロナ対策にあててほしいと、岡山市に10万円、倉敷市と玉野市にはそれぞれ8万円の寄付があったということです。
寄付金について3つの市は、問題があるという認識はないとしています。
一方11の町と村については、後援の申請がなかったということです。
総社市は旧統一教会「世界平和統一家庭連合」の「総社家庭教会」から、去年4月、新型コロナウイルス対策として7万円の寄付を受けていました。
NHKの取材に対して、総社市は「旧統一教会系列の団体からの寄付だという認識は一切なかった」とした上で「今後については、市民の皆様に疑念を抱かせることがないよう慎重に内容を精査したい」と説明しています。
そして今後、この団体からの寄付を受け取らない方針だということです。
旧統一教会を巡っては、信者に対する高額な献金の強要や、不安をあおって高額な物品を売りつける「霊感商法」が社会問題となりました。
その霊感商法などの被害を訴える信者らの相談に乗ってきた、全国霊感商法対策弁護士連絡会の代表世話人を務める山口広弁護士は「私どもから見れば衝撃的な事実です。これだけ多くの自治体が賛同して、活動を進めていったことは社会的な影響が大きく、イベントを通して今後、被害にあうきっかけを作ることになりかねません。
今後、自治体はこうした団体との関わりについて慎重に考えて頂きたい」と話しています。