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安倍元首相の「国葬」に6千人も…「クラスターが起きるのでは」と怒りと疑問の声
《国民の反対の声をねじ伏せる時だけは素早い動きの自民党》 ネット上では怒りの疑問の声が続出している。産経新聞が6日付で「政府が、9月27日に東京・北の丸公園の「日本武道館」で営む安倍晋三元首相の「国葬」(国葬儀)の参列者数について、昭和42年の吉田茂元首相の国葬と同規模の約6千人を軸に調整していることが分かった。」と報じたからだ。
【写真】安倍首相が他国の国葬で“居眠り”疑惑…画像拡散で世界中の笑いものに(2015年)
安倍氏の国葬をめぐっては、共同通信社の世論調査で、「反対」、「どちらかといえば反対」が計53.3%を占め、「賛成」、「どちらかといえば賛成」の計45.1%を上回ったほか、日本経済新聞社の調査でも、「反対」(47%)が「賛成」(43%)を上回っている。
共同の調査では、国葬に関する国会審議が「必要」が61.9%にも達しているのだから、何も今、慌てて決める必要はないだろう。今回の安倍氏のケースに限らず、将来、国葬をめぐって賛否の論争が起きないよう、一定の基準作りなども視野に入れた上で国会できちんと議論すればいいではないか。
中曽根元首相の内閣・自民党の合同葬は600人余りに規模縮小
それなのに6日に広島市で会見した岸田文雄首相は「世界各国がさまざまな形で弔意を示している。我が国としても弔意を国全体として示すことが適切だ」などと、国民の声に対してまったく耳を貸さそうとしない。昨秋の党総裁選で岸田氏が盛んに強調していた「聞く力」は一体何だったのか。
しかも、今は新型コロナウイルスの感染拡大中だ。
東京武道館に数千人規模の人が詰めかければ、さらなる感染拡大を招く恐れもある。2020年10月に東京都内のホテルで営まれた故・中曽根康弘元首相の内閣・自民党の合同葬も、コロナの感染拡大を懸念し、当初の計画を見直し、政界関係者や近親者ら600人余りに規模を縮小した。
《国民にはコロナを理由に外出自粛を呼びかけながら、多くの議員が高級クラブで飲み歩いていた自民党。
今回も同じ発想だね》
《これって、国葬クラスターが起きるのでは》
《故人や遺族はこのまま強行することをどう思っているのだろうか》
ネット上の声は、どれもまっとうな意見ばかりだ。