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朝日新聞社
暴行事件で無関係の少年宅に捜索令状 「人違い」親から指摘され発覚
福岡県警田川署
福岡県警田川署が4月、暴行事件に関与した疑いで、事件とは無関係の少年の自宅の捜索令状を執行したことが、捜査関係者への取材でわかった。この少年と、容疑者の名前が同じだったことから人違いをしたといい、署などは今月、少年の家族に事情を説明して謝罪した。 捜査関係者によると、1月6日、同県香春町のコンビニ駐車場などで、少年4人が別の少年を木刀で殴るなどした暴行事件があった。人違いがあった容疑者と被害者とは面識がなく、被害者の証言から、姓を確認できないまま捜査を進め、名前が一緒だった少年が関与したと誤認。裁判所に少年の家宅捜索令状を請求したという。
署員が少年宅に行き令状を示すと、少年の親から人違いではないかと指摘されたため、証拠品の押収はせずに少年宅を離れたという。その後の捜査で別人と判明した。 少年課は「誤った捜索を防ぐ余地はあった。適正な捜査に努めるよう指導する」としている。
（古畑航希）
