石川の地震、数カ月で終わらない 政府調査委、メカニズム結論出ず

石川県の能登地方で発生した地震について記者会見する地震調査委員会の平田直委員長(中央)=20日夜、文科省

 

 石川県の能登地方で19日に最大震度6弱の地震が起きたことを受け、政府の地震調査委員会(委員長・平田直東京大名誉教授)は20日、文部科学省で臨時会合を開いた。終了後の記者会見で平田氏は「数カ月で地震が終わってしまうような兆候は現れていない」と述べ、活動は当面継続するとの見方を示した。

 

  【写真】地震で倒壊した神社の鳥居=19日午後5時38分、石川県珠洲市

 

 会見で平田氏は「外部要因による地震」との見方を示したが、メカニズムについては結論が出ていないと説明。会合では、今回の地震は一連の活動の一部であると評価したと述べた。

 

  調査委は見解で、地震や地殻変動の状況から、能登地方の一連の地震活動は当分続くとし、注意を呼びかけた。

 

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