◆ 2022年6月10日(金)、草津町議会傍聴&いちいち、ツッコミ記!
私たちの側の傍聴者は増田と、「新井祥子さんを支援する会」会員で横浜からいらっしゃったお若い…頼もしい!…鈴木堅登さんと、榛東村村議の中島由美子さんの3人。
町長側は、たぶん動員費をもらっている…いつかの議会傍聴で「お前ら、いくらもらってるんだ?」みたいなことを聞いてきたので「はぁ? ボランティアで持ち出しばかりだよ」と答えたら、鳩が豆鉄砲くらったような顔をした、声の大きな松島三郎さん。
午後1時から、5人の一般質問があり、1時50分に終了。ここで議長は「休憩」を宣言し、再開は午後2時20分。
そして、議場は、5人の一般質問には臨席していた部課長が休憩で全員退席したまま入って来ず…町長の前もっての指示に拠る…ちょっと、異常な感じ。
部課長が居れば、中澤町議の一般質問によって、2015年1月8日の町長スケジュールから「10時 新井町議来庁」を削除させられた記憶を呼び覚まされるので、良心を痛ませる人が出ないように、思いやり深い黒岩信忠町長の思いやりから?(笑)…
その経過は、中澤町議によれば、次の通り。
6日の議会初日、午前中で終わったので、中澤町議(「支援の会」会長)が午後1時に10日午後に行われる一般質問の原稿全文…通常の議会では質問概要を出すだけなのに、草津町議会は質問原稿全文を提出し、実際の質問ではその提出原稿と一字一句たがわず読まなければならない、という謎ルールあり!?…を議会事務局に届けたら、直ぐに、町長は全員協議会を招集したそうです。
そして、その場で、議長が中澤町議に「この一般質問は長すぎるから、5分ぐらいにしろよ」と質問を封じようと発言。もちろん、中澤町議は拒否。なぜなら、謎ルールがいっぱいの草津町議会でも、町議の一般質問に時間制限は設けられてないからです。
町長は「こんな質問中は、部課長は退席させるからな」と言い、他の議員は何も言わないまま、終わった、とか…。
とにかく、町長には痛いところだらけの中澤質問ですから、何とか口封じをしたいところ…でも、6日は直ぐには見つからなかった…というとことでしょう。
さて、そこで、議長と町長が数日間、二人で無い知恵絞って(笑)何とか質問封じをしようと編み出したのが、冒頭の議長発言、そして、後述する町長答弁のしょっぱなの発言です。
議長ときたら、自席から質問席に向かおうとする中澤町議に向かって「地方自治法117条により、自身の係争中の裁判についての一般質問は除斥(退席)に当たります。それでもやりますか」と質問取り下げを、何度も勧告!? したのです。
後で上毛新聞の新聞倫理綱領違反記事について詳細を報告しますが、実は地方自治法117条は「議事」を行う場合に「利害関係者の除斥(退席)」を規定したものであって、一般質問には全く該当しないのです。
つまり、こんな質問取り下げ勧告こそは、地方自治法117条に対する全くの無知からくる誤用? というシロモノなのです。
実際は知っているけれど「とにかく、中澤町議の口封じしたいのでこれを使ってやれ」という悪辣なものかもしれませんけど…。
議長は「私の言ってること分かりますか?」と、しつこく何度もそれを口にした…とにかく、町長には超都合の悪い質問封じをしたい…のですが、我が中澤町議は、そんなことは意に介さず、長い長い…きっかり40分!…一般質問(リンク)を敢行!
町長は初め平然を装っていましたが、そのうち、マスクをとったり、したりと落ち着かなくなり、だんだん表情も歪んできて…
<町長答弁!>
…私のメモに拠りますので…自分の書いた字も解読(笑)できないところあり…正確とは言えません。町長発言は「ですます」ですが、メモでは使わないため、丁寧語にはしてありません。
ツッコミどころ満載(笑)なので「(←)」でツッコミを入れます。
● まぁ、ウソばかりの法律違反の質問だ。
(←全く法律違反はないのに、真っ赤な嘘を堂々と吐く)
● 議会は法律で動く
(←アンタは法律で動いてないけど!?)。
不法行為により、新たな提訴もある。
(←好きだよねぇ…この男は訴訟を恫喝の手段として使うスラップ訴訟常習者)
● 議会を小馬鹿にして、嘘吐き呼ばわり
(←日本語読解能力の問題か、中澤町議の質問には「議会」を問題にした文言はゼロなんだけど…)
● 地方自治法117条は除斥について規定している。「地方公共団体の議会の議長及び議員は、自己若しくは父母、祖父母、配偶者、子、孫若しくは兄弟姉妹(以下これらを「自己等」という。)の一身上に関する事件又は自己等の従事する業務に直接の利害関係のある事件については、その議事に参与することができない」
(←と読み上げながら、「議事」ではなく「質問」には全くこの条文は該当しない、ってことが理解できない!? 地方自治法という法律も理解できなくて「議会は法律で動く」なんて…よ~、言うよね!?)
● 質問時間が長すぎるし、私には何も理解できない。
(←理解したくない!?)
● 一般質問は行政の一般事務に関するものだ
(←一般事務として、公金使ったスラップ訴訟もやってるんでしょ?)
● こんな質問は侮辱罪になる
(←さんざん、新井さんと中澤さんを議会で侮辱してきたくせに!?)
● 私は、こんな質問に答えるつもりはない
(←「答えることができない」んでしょ? でも、あなたも認めた通り「行政の監視機能を持つ議会」の一員たる議員の質問には回答する義務があるんですよ! で、本来、議長は首長が回答拒否すれば「議員の質問に応えてください」というべき義務があるんですが、もちろん町長と一体になっている議長ですから…)
「質問には答えない」けれど、言い訳、居直りだけはベラベラと喋り続けるのがこの男の特徴なので…中澤町議の第一の質問、テレ朝と2015年1月8日の町長スケジュール問題について「日テレ」と町長が言ったので、私がすかさず「テレ朝!」とハッキリ傍聴席から教えてあげると、気色ばんで、
● あの時は、日テレも、何社も入ってきたからわからないよ
(←「言い間違えました。『テレ朝』です」と言えば済むだけの話なのに、ホント「自分のミスは何としても認めない」という大人げない態度!?)
● 電子書籍で世界にウソが流されてしまった。私は何度も言うが、新井氏と会ったことは認めてるんだよ。10時から11時までの間の15分と言ってるんだよ。
(←あらら…議会で「10時から11時までの間」と明言したのは初めて!)
● (中澤さんに)あなたは、(性暴力の)現場に立ち会ったのか? 根っ子にあるのは新井氏と私の問題だ。あなたが言っているのはデマ、ウソ、作り話、推測に過ぎない。新井氏は証拠を何一つ出せていない。
(←あなたも潔白の証明として出した副町長の同席などは新井さんの録音テープにより、全くの作り話と暴露されてしまい、潔白の証拠は何一つ出せていないんだけど…。)
● 私は新井氏との問題は本会議では一度もやったことはない。
(←これこそ、真っ赤なウソだってこと、議事録に証拠がたっぷり残っているんだけど…議事録のコピーを新井さんに許可しないのは、ウソがばれると怖いから?)
● (中澤さんは)議会で何度もハッキリと「新井さんとの問題は裁判所でやってくれ」と言ったのに、自分は議会に持ち出して身勝手すぎる。
(←中澤町議の一般質問は、新井さんとの問題が底にはあるけれど「せっかく100条委員会を開きながら、なぜ、嘘を吐くと刑事罰のある証人でなく、嘘吐き放題の参考人にしたのか?」という問題と「町長の議会発言と裁判所に町長が出した文書との矛盾」の問題を出しているんだけど…)
● こんなくだらない質問に職員を1時間も付き合わせられないから、職員は全員、退席させている
(←町長にとっては、この上なく手痛い質問を、部課長には聞かれたくなかった…だけよね?)
● 私は増田さんの裁判で「(増田が)訴えを取り下げた」とは言っていない。
(←そうすると、これは、中澤さんの勘違いだったかな? 後日のYouTubeを視聴すると事実が判明しますが)
● 私は議員時代に2つの名誉棄損裁判をやって、二つとも最高裁までいって勝っている
(←だからって、これからの裁判に勝てる」という保証はないんだけど…仕事で傍聴に間に合わなかった新井さんに聞くと負けた裁判もあるらしいですが、都合の悪いことは隠蔽し、都合のいいことしか言わないのが町長のポリシー(笑)ですからね…)
● 私は売られた喧嘩は買うことにしている
(←いつもアンタが喧嘩を売ってきたんでしょ?)
● 新井が嘘を世界に流してニューヨークタイムズ(←別のだったかも)なんかに、私は「常習的性加害者」と書かれてしまった。世界に流されたのはどうしようもない。あなた方が流したんだよ
(←違うから!)。
● (町長スケジュールに「10時 新井町議来庁」とテレ朝が報道したのは「テレ朝のデッチ上げ」だと主張するなら、テレ朝を)「提訴しろ」なんて大きなお世話だ
(←アンタは、新井さんや中澤さんに、本会議でも文書でも、さんざん、その「大きなお世話」を言ってきた、っしょ?)
● (中澤さんは)「新井は洗礼を受けるから、こういう人は信用できる」と言ったが、洗礼を受けたのか?
(←町長の意向を忖度した牧師が、新井さんの洗礼を拒否したそうです。でも、議員の「行政監視機能」実行のための質問には答えないくせに、全く質問と無関係の新井さんのプライバシーだけは、披露し続ける!?)
● 新井氏と私の喧嘩にあなたが参戦してきて、私に攻撃を仕掛けた
(←批判は「攻撃」なのよね…)
● (増田らは)ヤジで威力業務妨害をした
(←全くの嘘。町長の虚偽通報で駆け付けた長野原警察の警官にも、町長はそう主張しましたが、警官たちにそれはウソだった、と認めさせてます。でも、ここでそう言ってしまったために、松島が中澤町議に口汚ないヤジを大声で何度か投げた時、議長は何も注意する気はなさそうだったんですが、さすがに町長は議長に注意するよう促し、松島は「ごめんなさ~い」と二度、謝りました)
● あなた方は「草津町は酷い町」とプロパガンダしてきた
(←「草津町の町長は酷い町長だ」と事実を挙げて批判してきました。黒岩信忠町長は「朕は草津町なり」と心底から思い込んでいるので、こんな嘘も平気でつけるんでしょうね?)
● あなた方が喧嘩を仕掛けてきたんだ。私は売られた喧嘩は買うから。これまで、何度も忠告してきた。あなた方は「恫喝」というんだろうが
(←それ、その通り!)
自重するどころか更に悪辣になる
(←そっくり、ブーメランで、アンタに返るんだけど)
● 全て裁判所でやる問題なんだ
(←なら、議会でベラベラ喋るんじゃないよ!)
● 本来なら、こんな質問は懲罰問題だ
(←なら、いつもは、子分の湯本議員を使って中澤町議に対する懲罰動議を出させるのに、どうして、今回は出せなかったのかな?)
● どうして100条委員会を作らなければならなかったのか?
(←アンタが、秘書と部課長のパソコンに入っていた2015年1月8日の町長スケジュールから「10時 新井町議来庁」を削除改竄させたから、っしょ?)
● 新井氏は(町長からの性被害の)具体的証拠は一つも出せていない
(←「アポなしに副町長のところに来たついでに一緒に来て、町長室には15分しかいなかったから、いかがわしい行為はできない」という証拠も崩れ、結局、アンタが潔白だという証拠も一つも出せてないんだけど…)
● (町長が草津町の名を語って…騙って?…町民の税金を使って、私と中澤さん相手に始めたスラップ訴訟について「負けたら、訴訟費用を町に弁済するか?(すべきだ)」という質問に対して、それには答えず、増田と土野信子さんが町長と草津町を「請願権・平等権」侵害で提訴した件に関し)これだって、費用は草津町が出すんだ。それについてどうなんだ?
(←敗訴したらアンタは草津町に、その裁判にかかった費用を弁済する義務があると思いますけどね)
※あとは、新井さんの前の弁護団が辞任した原因について「弁護団が反対していた告訴をしたから」という事実が中澤質問にあったことに対して「質問には答えない」はずだったのに、「誰が信じるか?」と言い、これについては自分に有利になると思い込んでいるらしく長々と喋っていました。
それから、上記、私と土野(ひじの)信子さんが町長と草津町相手に「請願権・平等権侵害」裁判を起こしたのが、松戸支部から、前橋地裁に移送になったことを嬉しそうに語っていたのが印象的でした。
また、上記、町長が私と中澤さん相手に始めたスラップ訴訟について、5月30日の前橋地裁第1回法廷で中澤さんが陳述したものを「裁判所は証拠採用しなかった」と言い、これが自分には有利になり、私たちには不利になると思い込んでいるようで、これまた、嬉しそうに喋ってました。
でも、別に私も中澤町議も、あの陳述書を「証拠として採用してください」なんて裁判所に頼んだことはなく…あれは、裁判を始めるにあたり、中澤町議の自己紹介と「裁判所は公正に判断してくださいね」というご挨拶のようなものなんです(笑)…それに、公文書として、あの陳述書は「第1回口頭弁論調書」に綴じこまれ、記録に残るのですから、何の問題も無いんですけどね。
で、最後に町長は、私と新井さんと中澤さんに2200万円のスラップ「訴訟をもう一つ起こした、2週間くらいしたら訴状が届くから楽しみにしていろ」と実に嬉しそうに喋って終わり!?
この男、スラップ訴訟が生きがいになっているようですね(笑)。