千葉県でも

 

 

 

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印刷機、扇風機、暗幕…PTAからの寄付「公費でまかなわれるべき」

 

 

旧浦和市役所のさいたま市役所=2022年4月28日、さいたま市浦和区、上田雅文撮影

 

 さいたま市立小中学校・特別支援学校がPTAから寄付を受けた物品について、細田真由美教育長は7日の市議会本会議で、2019、20年度分は「ほぼすべてが公費でまかなわれるべきものだった」と述べた。市教委によれば、両年度で寄付された物品の金額は計1億円超。学校運営に必要なものには公費をあてることが原則だが、実質的にPTAが一部を担っていると浮き彫りになった。  小川寿士議員(民主改革)の一般質問に答えた。  地方財政法などは、学校運営費は公費負担を原則としている。市教委は、寄付を受ける学校に申請を出すよう求めており、机やパソコンなど「本来学校で用意すべき物品」は受け入れられないと定めている。  市教委によると、19年度は印刷機や大型扇風機、体育館暗幕、発電機、給食用食器などの寄付を受け、合計額は計約6200万円。20年度は計約5500万円だった。