提訴から10年半、住民側勝訴

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たんぽぽ舎です。【TMM:No4493】
2022年5月31日(火)地震と原発事故情報-

北海道・泊原発再稼働認めず 

福島事故後3例目、札幌地裁判決

 

 北海道電力泊原発1~3号機(泊村)で事故が起きれば生命や身体の安全が脅かされるとして、道内の住民ら約1200人が北海道電に廃炉や運転差し止めを求めた訴訟で、札幌地裁は31日、現在定期検査中の3基の再稼働を認めない判決を言い渡した。
 2011年の東京電力福島第一原発事故後、原発の運転差し止めを命じる判決は3例目。初の司法判断となった廃炉の請求は棄却した。

 提訴から10年半を経て住民側が勝訴した。国のエネルギー政策や再稼働を目指す各地の原発にも影響しそうだ。

 原発事故後の訴訟では福井地裁が2014年5月、関西電力大飯原発3、4号機の再稼働を認めない判決を出し、2021年3月には水戸地裁が日本原子力発電東海第二原発の運転を認めない判決を出した。
 

 

 

 2022/5/31(火)16:08共同通信 

泊原発、運転差し止め命令

札幌地裁、津波対策で初判断

                      

北海道電力泊原発1~3号機(泊村)で事故が起きれば生命や身体の安全が脅かされるとして、周辺住民ら約1200人が北海道電に運転差し止めや廃炉を求めた訴訟の判決で、札幌地裁は31日、「津波に対する安全性の基準を満たしていない」などとして、現在定期検査中の3基の運転差し止めを命じた。原告側によると、津波への安全対策が不十分として運転差し止めを命じるのは初めて。

 2011年の東京電力福島第1原発事故後、運転差し止めの判決は3例目。初の司法判断となった廃炉請求については「必要な具体的事情が見いだせない」として棄却した。

https://nordot.app/904249392546217984?c=39546741839462401

 

北海道電力 泊原発の運転認めない判決 廃炉は命じず 札幌地裁

北海道泊村にある北海道電力・泊原子力発電所について周辺住民など1200人余りが「地震や津波に対する安全性が不十分だ」と訴えていた裁判で、札幌地方裁判所は北海道電力に対し原発を運転しないよう命じる判決を言い渡しました。
一方、原告側が求めていた原発の廃炉や使用済み核燃料の撤去は認めませんでした。
泊原発は平成24年5月、定期検査のために3号機が発電を止めて以降、10年にわたり1号機から3号機の3基すべてで運転を停止した状態が続いています。