バクチと同じ、被害は「自己責任」です。

ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー

 

© 株式会社長崎新聞社

筒抜けの個人情報

「ポイントカード、お持ちですか」。コンビニや書店やスーパーのレジで、店員が客に声を掛ける。それに応じて客がカードを差し出すのは日常の光景だ

▲会員登録した客はカードにポイントをため、お得な買い物ができる。ポイントカードにはその履歴が記録され蓄積される。誰がいつどこで何を購入したかというデータは、客層に合わせた仕入れや商品開発などに活用でき、会社が売り上げを伸ばす鍵となる

▲客と会社の双方にメリットをもたらすシステムの裏で、プライバシーに関する重大な問題が発覚した。ポイントカード最大手の「Tカード」の会員情報について、捜査当局が裁判所の令状を取らずに運営会社に提供を要請し、会社側がそれに応じているというのだ

▲客の氏名や住所、ポイント履歴などの個人情報が、外部のチェックを経ずに捜査関係者に渡っていた。会員規約に記載されていないため、会員は何も知らなかった

▲客にとってみれば、自分の行動や趣味嗜好(しこう)が、国家権力に筒抜けになるかもしれないということだ。それがこっそり行われていたことには不信感を抱くほかない

▲Tカードの会員は6700万人を超えるという。それほど大量の個人情報が捜査機関の意のままに収集されうるとしたら、空恐ろしい社会になったと震えがくる。(泉)

 

 

 

 

■5/17(火) 10:32共同通信

 

ポイント申請、6月30日から マイナ保険証、口座登録

首相官邸に入る金子総務相=17日午前

 金子恭之総務相は17日の記者会見で、マイナンバーカード取得者にポイントを付与する事業「マイナポイント第2弾」の日程を公表した。カードに保険証機能を加える「マイナ保険証」の手続きや、公的給付金の受け取り口座の登録を済ませた人は、6月30日から計1万5千円分のポイントを申請できる。

「マイナ保険証」を使った場合、患者が医療費を追加負担 4月から

 カード新規取得者への最大5千円分のポイント付与は、今年1月1日から申請が可能となっており、これで付与額が最大2万円分となる第2弾の事業が全面的にスタートする。

 スマートフォンの専用アプリなどで申請する。先行する最大5千円分のポイントを申請している場合も、改めて手続きが必要となる。