すでに、九州や四国では今シーズン一番の大雨となっている所があります。

 

14日(土)にかけて、西日本から東日本の太平洋側を中心に大雨となる恐れがあり、

近畿や東海、関東でも雨量が増える見通しです。

 

大雨による災害リスクが高まる恐れがあり、警戒が必要です・・・

 

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14日(土)にかけ近畿、東海、関東の太平洋側も警報級大雨の恐れ 災害リスク高まる

 

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すでに、九州や四国では今シーズン一番の大雨となっている所があります。14日(土)にかけて、西日本から東日本の太平洋側を中心に大雨となる恐れがあり、近畿や東海、関東でも雨量が増える見通しです。大雨による災害リスクが高まる恐れがあり、警戒が必要です。

すでに5月として記録的な大雨の所も

 

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きょう12日(木)は、前線が華南から東シナ海を通り、日本の南へのびています。 また、前線上の低気圧が九州付近にあって東北東へ進んでいます。 この影響で、九州から関東にかけては、広い範囲で雨が降り、特に、九州や四国ではまとまった雨となっています。 きのう11日(水)の降りだしからの雨量は、九州や四国で150ミリを超えている所もあり、今シーズン一番の大雨となりました。高知県土佐清水市では午後5時20分までの24時間に168.0ミリの雨が降り、これまでの5月の記録の中で1位の値を更新しました。 前線は14日(土)にかけて、西日本や東日本の太平洋側にのびる見込みです。 また、前線上の低気圧はあす13日(金)にかけて、西日本から東日本の太平洋側を東北東へ進み、14日(土)朝には日本の東に進む見込みです。 前線や低気圧に向かって、暖かく湿った空気が流れ込み、大気の状態が非常に不安定となるでしょう。 冒頭の図は、きょう12日(木)午後6時~14日(土)午後6時の予想積算雨量です。特に目立っているのが、東海から関東のエリアで、静岡県のあたりでは、72時間に200ミリ以上に達するようなエリアもあります。山梨県や関東南部の山沿いでも、200ミリ近い大雨が予想されています。

近畿、東海、関東も警報級の大雨の恐れ 今夜から雨強まる

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強い雨のエリアは東へ広がる見通しです。 近畿や東海、関東でも、今夜からあす13日(金)朝にかけては、断続的に雷を伴った非常に激しい雨や激しい雨の降る所があるでしょう。 特に活発な雨雲がかかりやすい時間帯は、近畿はあす13日(金)朝にかけて、東海や関東はあす13日(金)昼頃にかけてとなりそうです。 前線の活動が予想よりも活発になった場合は、「警報級の大雨」となる可能性があります。 朝の通勤通学の時間帯は、バケツをひっくり返したような雨の降る所もあるため、歩きやすい靴を用意して、タオルなどもあると良さそうです。

九州や四国 13日午後から更に雨量増える

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九州や四国は、今夜遅くにかけて、大雨に警戒が必要です。 あす13日(金)の未明から昼前までは、いったん雨が弱まる所も出てきそうですが、あす13日(金)の午後からは、再び発達した雨雲がかかり続け、大雨となるでしょう。 特に、九州南部や四国の太平洋側では、あす13日(金)の夜遅くにかけて、雷を伴った非常に激しい雨や激しい雨が降る所がある見込みです。 局地的には、1時間に50ミリ以上の滝のような雨が降る恐れがあります。 すでにまとまった雨が降っている所に、さらに大雨が予想されています。土砂災害など大雨災害のリスクが高まりそうです。いつも以上に気象情報や自治体からの情報などに注意して、川や山の崖の近くなど危険な場所には近づかないようにしてください。

予想雨量

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13日(金)午後6時までの24時間に予想される雨量はいずれも多い所で以下の通りです。 九州南部、四国地方、近畿地方、東海地方、関東甲信地方:150ミリ 奄美地方:100ミリ その後、14日(土)午後6時までの24時間に予想される雨量はいずれも多い所で以下の通りです。 近畿地方、東海地方:100~200ミリ 九州南部、奄美地方、四国地方、関東甲信地方:100~150ミリ 土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒・注意してください。 また、大気の状態が非常に不安定となるため、落雷や竜巻などの激しい突風にも注意してください。 発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど安全確保に努めてください。

 

日本気象協会 本社 石榑 亜紀子