ベトナム・アフガン・イラク等で戦争犯罪の張本人アメリカが、今プーチンの戦争犯罪を非難できるのか
◆ チョムスキーの心頭を突く発言
動画「ウクライナ戦争とアメリカの巨大な欺瞞」を見る
牧子嘉丸 (レイバーネット日本会員)
この動画を見てすぐに思い出したのは、ロシア映画の話題作「親愛なる同志たちへ」である。
これは1962年スターリン亡き後の冷戦下のソ連で起こった「ノボチェルカッスク事件」を女性の視点で描いた作品である。ウクライナに近いロシア南部ノボチェルカッスクの機関車工場で発生した労働者のストライキに端を発したこの弾圧事件は、ソ連崩壊までの30年間隠蔽され続けてきた。
84歳のアンドレイ・コンチャフスキー監督はソ連邦最大の労働者蜂起の悲劇を掘り起こして、歴史の真実と祖国への愛憎を映像で表現し記録した。
私がチョムスキーの動画を見て、この作品を思いうかべたのは、何より自国の歴史に真摯に向き合う姿勢が共通しているからだ。