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共同通信
トヨタ25.9万台リコール エンジン破損の恐れ
トヨタ自動車は13日、防水性が低下してエンジンが破損し、走行不能になる恐れがあるとして「シエンタ」25万9991台(2015年5月~22年3月生産)をリコールすると国土交通省に届け出た。 国交省によると、ハイブリッド車(HV)のフロントガラスとエンジンルームの間にある樹脂製の部品の防水性能が不適切で、雨水などがエンジンの燃焼室に入ることがある。内部の部品が変形して異常音が生じ、最悪の場合は破損することがある。これまで27件の不具合の報告があった。
4/13(水) 20:00ITmedia ビジネスオンライン
国土交通省、トヨタ「ハリアー」「シエンタ」など12車種・約35万台リコール ブレーキ不具合などで
国土交通省(出典:同省公式Webサイト)
国土交通省は4月13日、ブレーキなどに不具合があったとしてトヨタ自動車から「ハリアー」「シエンタ」など12車種、約35万台をリコール対象とする届け出があったと発表した。公表文書によると、いずれも社内外からの情報提供で発覚したという。国交省はユーザーへの通知や、公式Webサイトでの告知を求めている。
【画像】リコール対象の車種と、リコール理由の詳細(全6枚)
リコール対象となったのは、トヨタの「ハリアー」「RAV4」「RAV4 PHV」「ミライ」「ランドクルーザー」「シエンタ」、レクサスの「NX250」「NX350」「NX350h」「NX450h+」「LS500h」「LX600」。内訳は2015年5月7日から22年3月12日に生産したシエンタが25万9991台、20年4月28日から22年4月4日に生産した11車種の8万8161台。
国交省によると、シエンタを除く11車種ではスリップを防ぐ「横滑り防止装置」(VSC)の制御プログラムに不具合があり、VSCが作動しない可能性があるほか、車体の溶接不備で亀裂が生じ、安定走行を損なう危険性があるという。このため、プログラムの修正や溶接で補修するようトヨタに求めている。
シエンタについてはエンジンの防水性能に不具合があり、経年劣化で防水性が低下。雨水がエンジン内に浸入する恐れがあるという。最悪の場合、エンジンが破損し、走行不能となるとして、改善を求めている。
リコール対象の車種や型式に関する詳細は、国交省公式Webサイトで公開している。
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