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2/28(月) 17:52読売新聞オンライン


日本の公的年金運用のGPIF、ロシア関連資産2200億円…「政治的理由で投資判断行えない」

 公的年金の積立金を運用する年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)は28日、ロシア関連の保有資産が2021年3月末時点で、約2200億円になると明らかにした。内訳は、国債と社債を合わせた債券が約500億円、株式が約1700億円だという。

 株式には、ロシアのウクライナ侵攻を受けて、欧米の制裁対象となっているロシア最大手銀行、ズベルバンク株も含まれる。

 GPIFは法令で個別株への直接投資が禁止されており、投資の判断は外部の運用会社に一任している。広報担当者は、「政治的な理由による投資判断は行えない」としている

 ロイター通信によると、ノルウェーの政府系ファンド(SWF)は、軍事侵攻への制裁措置として、ロシアの関連資産を売却する方針を示している。