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2022年2月4日 11:53琉球新報
「非常に許しがたい」と玉城デニー知事 警察官と接触し高校生失明後の沖縄ヘイト ネット上で抑制検討
沖縄県の玉城デニー知事は4日午前の定例会見で、警察官と接触した男子高校生が失明し、沖縄署への投石事案の発生後、インターネット上で沖縄に対するヘイトスピーチが確認されたことに「ヘイトが当事者にも向けられており、非常に許しがたい」と批判した。県が制定を進めているヘイト対策条例で、ネット上の沖縄へのヘイト抑制ができないか検討する考えも示した。
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高校生失明の後に記録された沖縄ヘイトの数々。ツイートの記述を印刷すると膨大な量になる
知事は「沖縄ヘイトでも、どこへ向けたヘイトでも絶対に許されるものではない。間違えば人の命も奪いかねない」と指摘。その上で、「条例を考えていく中で(ネット上のヘイトがある)社会的な状況に警鐘を鳴らしたり、何らかの歯止めをかけることが本当に可能なのかしっかり研究したい」との考えを明らかにした。
また、県民に対しては「信頼できる情報源かを慎重に見極め行動していただきたい」と述べ、情報の内容を精査するよう求めた。
県警に対しては「公正な捜査を進め早急に全容を解明し県民へ情報発信をしてほしい」と要望。投石行為には「許されるものではない」と指摘した。