ホロコースト犠牲者を想起する国際デー(1月27日)に寄せる
アントニオ・グテーレス国連事務総長ビデオ・メッセージ
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私たちはきょう、ホロコーストで命を奪われた600万のユダヤ人
ホロコーストは、国連を定義づけました。
国際連合という名称はまさに、ナチス政権およびその協力者と闘う
国連憲章は、ダッハウ強制収容所の解放とともにサンフランシスコ
国連は常に、反ユダヤ主義やその他の形のすべての宗教的偏狭、人
今日、私たちは憂慮すべき排外主義や憎悪の再燃を目の当たりにし
最も古く最も根強い偏見の形である反ユダヤ主義が、ふたたび広が
ホロコーストを軽視したり完全に否定したりする試みが急激に増え
不合理や不寛容から逃れられる社会はありません。
ホロコーストは、防ごうとすれば防げたものであることを、決して
過去を思い起こすことは、未来を守るために極めて重要です。
憎悪に対する沈黙は、共犯なのです。
私たちはきょう、他者の苦しみに決して無関心とならない、そして
常に警戒を怠らず、すべての人々の人権と尊厳を擁護しようではあ
ありがとうございました。