みなさま
トンガにくらす約10万人の人々に人道危機の懸念があると報じています。国連は、トンガ中心部から離れた2つの島から救助要請の信号が出ているのが確認されたとしています。
人道危機が発生している懸念が強まっているなか、ニュージーランド当局は支援物資を積んだ航空機を派遣予定であったにもかかわらず、現地空港の滑走路に火山灰が積もり、着陸できる見通しが立っていなため、航空機ではなく軍用艦による支援物資の運搬にも乗り出していると説明し、トンガ到着まで「数日かかる」と、あと3日(18日時点)かかるとのことです。
日本政府ができること、
現在5回目の国連人権理事国である日本政府が、ただちにしなければならないこと、
それは、「日本が批准済みの8つの人権条約に備わっている8つの個人通報制度を批准する」と閣議決定し、法の支配を実現することです。
現在5回目の人権理事国である日本の岸田文雄首相は、安倍第2次内閣において約5年間、昨年11月4日から1週間外務大臣でした。
国連憲章の敵国条項対象国である日本国政府の外交には、その責任者外務大臣に課せられている最大の任務、すなわち朝鮮半島と東アジア・アセアン地域において、平和と安定を実現することです。
岸田首相は、外務大臣として、国連人権理事会とUPR日本審査、自由権規約委員会、社会権規約委員会等人権条約機関等から再三再四、個人通報制度批准の勧告を受けています。
ー・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-
1/18(火) 21:20共同通信
トンガ噴火、津波最大15m 3人死亡、被害拡大も
オーストラリア軍が上空から撮影して18日に公開した、トンガのトンガタプ島にある港の写真(オーストラリア国防省提供・ロイター=共同)
【シドニー、ジュネーブ共同】トンガ政府は18日、海底火山の大規模噴火の影響で3人が死亡し、多数の負傷者が出たと発表した。最大15メートルの津波が起き、首都ヌクアロファのあるトンガタプ島など複数の島が被害を受けたという。被害の全容は判明しておらず、死傷者が増える恐れがある。通信手段が寸断され、発生4日目で初めての公式発表となった。
【噴火前と噴火後の衛星写真】トンガ火山、陸地がほぼ全て消滅
トンガ政府は「火山灰によって水の供給に深刻な影響が出ている」とし、飲用水の確保に全力を挙げているとした。また港の埠頭が破壊されたり、空港滑走路に火山灰が積もったりしたことで「海上と航空の輸送に支障が出ている」とした。
トンガ、人道危機の懸念 救援物資のNZ機が灰で着陸できず
火山の大規模噴火と津波が発生したトンガで、人道危機が発生している懸念が強まっている。ニュージーランドは支援物資を積んだ航空機を派遣予定だが、現地空港の滑走路に火山灰が積もり、着陸できる見通しが立っていない。18日までに、3人の死者が出たとの未確認情報が出ている。 ニュージーランド当局は、軍用艦による支援物資の運搬にも乗り出していると説明。ただ、トンガ到着まで数日かかるとしている。 ニュージーランドのメディア「1ニュース」のバーバラ・ドリーヴァー太平洋特派員は18日、トンガの首都ヌクアロファの空港で前日、トンガの住民約200人が滑走路の灰の除去を開始し、100メートルほどきれいな状態にしたと伝えた。しかし、「先は長い」とした。 ドリーヴァー記者は、ニュージーランドのトンガ高等弁務官事務所のピーター・ランド所長代理がフェイスブックに投稿した文章を、再投稿した。 それによると、トンガ政府は緊急事態宣言を発令。被害規模が判明しつつある。
ランド氏は、「(ヌクアロファの)ヴナ通りには損壊した建物、打ち上げられた多くのがれきや石がある。しかし首都の人々は普段の生活に戻ろうとしている」と書いた。 また、「火山灰の厚い膜」を取り除く活動が、空港などで実施されているとした。
ランド氏はさらに、3人の死亡が報告されているが、未確認の情報だとした。この3人の中に、イギリス出身のアンジェラ・グローヴァーさん(50)が含まれているかは不明。グローヴァーさんは、飼い犬を助けようとして波に流され死亡したとされる。 トンガでは15日夕、ヌクアロファの北約65キロで海底火山が噴火した。爆音は遠く離れたアメリカまで届いた。
この影響で高さ1メートルを超える波が発生し、トンガの島々を襲った。
■軍用艦到着まで3日
ニュージーランドとオーストラリアは、軍用機を使った被害状況の調査を続けている。
ニュージーランドのナナイア・マフタ外相は18日、トンガに救援物資を届けるため、軍輸送機C-130ハーキュリーズが待機していると述べた。折りたたみ式の水の容器や発電機、衛生器具のセットなどを運ぶという。 「しかし、画像からはヌクアロファ空港の滑走路に火山灰が積もっているのがわかる。着陸前に除去しなくてはならない」 マフタ外相はまた、海軍の2隻が、水や災害支援物資、救助作業用ヘリコプターを載せてトンガに派遣されると話した。これらの軍用艦が現地に到着するのは3日後とみられるという。 「現段階で水は、トンガが最も必要としているものの1つだ」 国際赤十字赤新月社連盟(IFRC)の地域ディレクターは、火山灰と津波によって、トンガの飲み水が汚染された可能が高いと説明。浄水器と清潔な飲料水の必要度が最も高いと述べた。
■離れた島から救助要請
国連は、トンガ中心部から離れた2つの島から救助要請の信号が出ているのが確認されたとしている。
一方、IFRCは、当初懸念されていたほど被害は大きくないとの報告が届いているとし、希望はあるとした。 フィジーでIFRCの災害対応を調整しているケイティ・グリーンウッド氏は、「私たちが集めた情報によれば、人口が多い場所の状況は、当初予想していたほど壊滅的ではないと思われる。これは本当に良い知らせだ」と話した。
トンガとの連絡は、主な海底ケーブルが断絶したため、ほぼ取れない状況となっている。電話やインターネット回線の復旧には、最大2週間かかる可能性があるという。
下のトンガタプ島の衛星写真(プラネットラブス提供)では、中央の白丸を左右にドラッグすると、火山噴火前の1月14日と噴火後の同16日の状況を比較できる。
16日の写真では、集落が確認できなくなっている。
IFRCによると、現地は火山灰の雲の影響で、多くの救援機関が使用する衛星電話ですら接続が悪い。
津波の影響を受けた住民は最大8万人に達するとみられるという。
■コロナ拡散を心配する声も
救援活動が新型コロナウイルスの拡散につながることを懸念する声も、当局の一部で出ている。トンガでは昨年10月に初の感染者が確認された。 在オーストラリアのトンガ外交高官は、「COVID-19の津波という別の波をもたらしたくない」とロイター通信に語った。
トンガは約70万平方キロメートルの範囲に散らばる170ほどの島で構成される。
人口は約10万人で、多くがトンガタプ島で暮らしている。
(英語記事 Tonga runway ash blocks New Zealand air relief)