見通しが悪い現場交差点、
車両側でなく
、自転車側に一時停止線
野田市では30日午後3時25分ごろ、野田市岩名1の市道交差点で、「西日がまぶしくて…」 横断歩道の女性がはねられ、死亡事故が起きています。
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車と出合い頭に衝突、自転車の女性死亡 千葉・木更津の交差点
30日午後1時55分ごろ、千葉県木更津市祇園3の市道交差点で自転車の同市日の出町、無職、礒貝かずえさん(56)が乗用車と出合い頭に衝突。礒貝さんは頭を強く打ち、搬送先の病院で死亡が確認された。乗用車を運転していた女性(57)と同乗の男性にけがはなかった。木更津署は詳しい原因を調べている。 同署によると、現場の交差点は見通しが悪く、自転車側に一時停止線があったという。
■2021年12月31日 05:00
「西日がまぶしくて…」 横断歩道の女性、はねられ死亡 野田
30日午後3時25分ごろ、野田市岩名1の市道交差点で ・・・
野田署
■2021年12月19日 05:00
9歳男児はねられ重傷 「ぼうっと運転していた」過失傷害容疑で男逮捕
佐倉の横断歩道
18日午前9時ごろ、 ・・・
■2021年12月12日 21:07
小学生くらいの女児はねられ重傷 「頭から出血、意識もうろう」通報 松戸の市道交差点
12日午後3時15分 ・・・
松戸東署
■2021年11月24日 05:00
横断歩道を渡っていた男性、トラックにはねられ死亡 運転手「遠くを見ていた」 習志野
習志野市袖ケ浦1の市 ・・・
習志野署
■2021年11月22日 05:00
横断中の男性はねられ重傷 「遠くの信号に気を取られて」 一宮の国道128号
一宮町一宮の国道12 ・・・
「飲んでます?」「焼酎を…」 相次ぐ摘発、根絶遠く 「ちょっとなら…」が事故招く 取り締まり最大の抑止 【断・飲酒運転 千葉県警PT密着ルポ】(上)
2021年12月18日 05:00 | 無料公開
ドライバー(左から1人目)に聞き取りをする捜査員ら=12月2日午後9時45分ごろ、市原市
ドライバー(左から1人目)に聞き取りをする捜査員ら=12月2日午後9時45分ごろ、市原市
千葉県八街市で6月に起きた児童5人死傷事故で、改めて危険性が浮き彫りになった飲酒運転。幼い2人の命が奪われた悲惨な事故の後も千葉県内では摘発が相次ぎ、根絶はなお遠い。忘年会シーズン真っただ中、取り締まりに専従する千葉県警のプロジェクトチーム(PT)に記者が同行し、後を絶たない飲酒運転の実態に迫った。(千葉日報社報道部・中瀬健太)
PTは八街市の事故を受け県警が設置した。過去2年の事故や摘発事例から飲酒運転の傾向を分析、各署と連携しながら一日に覆面パトカー4台、捜査員8人以上の態勢で署管内を巡回している。取材中は夕方から午前0時ごろにかけ、飲食店の客の出入りや車の動きに不審な点がないか目を光らせた。
同行した日曜日は佐倉署管内の佐倉市、八街市、酒々井町をすべて回り、八街の事故現場周辺も警戒。金曜日は市川署管内(市川市)に照準を合わせた。だが、飲食店の客らは運転代行などを利用し、両日とも飲酒運転は確認されなかった。
動きがあったのは12月2日の木曜日。市原署管内(市原市)での取り締まり。市域が広く飲食店が多い半面、公共交通機関が比較的少ない。飲酒運転の摘発が多いとされるエリアだ。
◆捜査員、不審運転見逃さず
午後8時20分ごろ、市内の住宅街で、捜査員が建築業の40代男性の軽ワゴン車を呼び止めた。付近の中華料理店から出た後、ふらつくなど不審な運転をしていたのを見逃さなかった。
「息を思い切り吐いてください。酒の反応が出るとオレンジ色から変化します」。覆面パトカーに男性を乗せて呼気検査が行われ、結果が出るまでの間、捜査員が男性を淡々と問い詰めた。
「お酒の量としては結構飲んでます?」
「(焼酎を)2杯飲んでしまいました」と小声で答える男性。
「目が充血しているし、顔も赤い。普段から飲むとなりますか?」
「はい」
「お酒を飲んで運転している自覚が十分ありますね」
捜査員は飲酒運転の動機を淡々と追及。「なんで運転してしまったの?」
「ちょっと食べて飲んでしまった」
すかさず捜査員。「これぐらいなら大丈夫だと思った?」
「はい…」。男性は力なく答えた。
「それがね、一番事故の原因になるんですよ」
約3分間のやりとり後、呼気検査の結果が出た。「先が少し白色に変わってきているのが分かりますか。お酒の反応出ています」。男性の呼気からは1リットル当たり0・05ミリグラムのアルコールが検出された。
道交法違反(酒気帯び運転)で罰則規定があるのは0・15ミリグラム以上。それでも捜査員は「取り締まり対象にはなりませんが、警告です」と違反に変わりないことを強調。男性は「今後は交通法規を守ります」と書かれた誓約書に署名し、代行運転を呼んで帰路に就いた。
次にPTが動いたのは午後9時15分ごろ。中央線に寄って走っていた軽乗用車に注目した。運転者の飲食店経営女性は、店の客を送り届ける途中で酒は飲んでおらず、「道路の端を走るのが怖かった」と説明。捜査員はこの機を捉え、「店で飲んだ客が帰り道に事故を起こしたら大変なことになる」と飲酒運転の防止徹底をさらに求め、女性は「八街の事故があったので客には代行で帰らせている」と話した。
同45分ごろ。焼き鳥店から出てきた若者の乗用車にナンバー灯がついていなかったため停車させた。若者から酒は検出されなかったが、捜査員は呼気検査自体が飲酒運転防止の指導となり、県警の取り締まりを周囲に伝えてもらうことで抑止につながると狙いを語った。
違反者を発見したのは午後11時過ぎごろ。住宅街の中にある居酒屋付近で、一台の車が呼び止められた。捜査員が近寄ると酒の匂いがしたため問いただすと「はい、そうです。すみません」とドライバーの40代男性は飲酒を認めた。乗っていたのは夫婦で、男性の呼気から検出されたのは基準値の2倍に相当する0・30ミリグラムのアルコール。男性の自宅は店から近く、「ちょっとの距離なら大丈夫だと思った。ビールや焼酎を6杯飲んだ」という。
男性は行政処分として免許取り消しとなり、2年間は再取得が認められない。今後、刑事処分で道交法違反(酒気帯び運転)で3年以下の懲役または50万円以下の罰金が科される可能性がある。
この日の取り締まりは違反1人、警告1人。パトロールを終えた捜査員の一人は「基準値未満の警告では処分がないため『このぐらいだったら飲んで大丈夫だ』と思われてしまうのは歯がゆい」と漏らす。ただ、飲酒運転の撲滅には警告を含む摘発が「最大の抑止になる」との確信は揺るがない。「今後も事故を防ぐため飲酒運転に厳しく目を光らせる」と表情を引き締めた。