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■2021年12月31日14時49分
振り込み2700件に影響 みずほ銀、30日の不具合
みずほ銀行は31日、他行宛て振り込みが30日に一時利用できなくなった不具合について、影響が生じた取引件数が約2700件だったと明らかにした。不具合は既に復旧しており、同行は原因について、「システムの障害ではなく、夜間・休日の入金処理の設定に関する人為的なミス」と説明している。
みずほでまた不具合 一時他行宛て振り込みできず
みずほ銀では2021年、2月以降に計8回のシステム障害が表面化しており、管理体制が改めて問われそうだ。
今回の不具合は21年12月30日午後3時半ごろ発生。約1時間にわたり、現金自動預払機(ATM)やインターネットバンキングによる国内他行宛ての振り込みが一部で利用できなくなった。約2700件のうち、約2400件は同日中に振込先への入金手続きを完了した。残り約300件の処理は31日以降にずれ込み、一部の入金は22年1月4日付になるという。
みずほ銀行の現金自動預払機(ATM)が並んだ店舗(AFP時事)
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みずほ銀、ATMなど一時振り込みできず 「設定ミス」と説明
みずほ銀行は30日、ATMとインターネットバンキングサービスの国内他行宛て振り込みの一部が午後3時半から約1時間できなくなったと発表した。すでに復旧し、影響件数などは調査中という。原因は「システムの不具合ではなく、設定の人為的ミス」と説明。滞った入金の手続きを進めているとしている。
みずほ銀行は今年2~9月に計8件のシステム障害を起こし、2度にわたる業務改善命令を金融庁から受けていた。親会社のみずほフィナンシャルグループ(FG)の坂井辰史社長とみずほ銀の藤原弘治頭取の引責辞任と、佐藤康博FG会長の退任が決まっている。
(江口英佑)