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12/25(土) 17:21朝日新聞デジタル

 

沖縄米軍クラスター255人に 基地以外でもオミクロン感染の可能性

 沖縄県は25日、米軍から新たに米軍関係者19人が新型コロナウイルスに感染したとの報告があった、と発表した。このうち米海兵隊基地キャンプ・ハンセン(金武町など)は15人で、同基地のクラスター(感染者集団)は計255人となった。


 また、新型コロナ陽性者で米空軍嘉手納基地(北谷町など)に関わりのある日本人2人と、基地とは関わりのない日本人1人がデルタ株陰性と判明し、ゲノム解析中と明らかにした。県内ではこれまで10人のオミクロン株感染が確認されたが、9人はハンセン、1人は米海兵隊キャンプ・シュワブ(名護市など)といずれも基地と関わりがある人だった。県の担当者は「市中感染の可能性が否定できない状況」と話した。

 一方、これとは別に、県内で29人の新型コロナ感染が確認された。県の集計で、直近1週間の人口10万人あたり新規感染者は5・79人で全国最多。全国1位となったのは10月30日以来。

 

(木村司)

沖縄県庁=那覇市

【写真】米海兵隊基地「キャンプ・ハンセン」のゲート近くの歓楽街では、酒に酔った米兵らがマスクを着けずに路上を歩いていた=2021年12月24日午後7時56分、沖縄県金武町、光墨祥吾撮影