東京「君が代」裁判5次訴訟第二回口頭弁論、原告意見陳述を終えて② Ⅴ日の丸・君が代関連ニュース
《被処分者の会通信から》
◆ 11月8日、陳述しました
原告・中山滋樹(府中東)
第五次訴訟の第二回弁論は、よもやの事態で原告の陳述が無くなるかという危機に陥りました。
弁論に先立って進行協議が開かれ、裁判長から「原告全員の陳述が行われることは想定していなかった」という発言があり、今日の原告2名についても陳述は省略する可能性が示唆されました。
澤藤弁護士から、陳述の必要性について、第一次訴訟からの経緯や、訴訟に臨む原告ひとりひとりが異なる理由を持つこと、この件における裁判所との信頼関係の構築、などといった説明-「心に沁みる」お話でした-がなされて、その後の協議の結果、無事に陳述が行われることとなりました。
強制をさせる側の理屈はひとつ、「何も考えるな!」です。
それに従わない我々は、人それぞれです。
私自身は、国際理解・平和教育の観点が、自身の起立拒否につながっていると感じています。
投稿者: 管理人
2021/12/4
第9回国連人権勧告の実現を!集会 Ⅶ人権
2021年12月10日(金)
参議院議員会館講堂
☆14:00集会スタート☆
主催 国連・人権勧告の実現を!実行委員会
今年3月6日、スリランカ出身のウィシュマ・サンダマリさんが名古屋入管の収容施設で亡くなりました。ウィシュマさんがDV被害や体調悪化を訴えていたにもかかわらず、適切な救済措置を講じず収容施設に閉じ込め続け、結果的にウィシュマさんの命を奪ったあげく、現在も監視カメラ映像の全面開示を拒んでいる入管行政。
外国人を単なる使い捨ての労働力とみなし、人間として尊重しないその姿勢は、日本が他国を植民地支配し、侵略戦争を行っていた時代と地続きのものといえます。
こうした入管体制問題の根本はどこにあり、国際人権基準といかにかけ離れているのか。
投稿者: 管理人
2021/12/4
在留資格のない「外国人」の人権を強制送還に劣後してはいけない、という真っ当な判決 Ⅶ人権
《月刊救援から》
◆ 強制送還違憲判決について
送還国賠弁護団・弁護士 高橋済
1 はじめに
九月二二日、東京高等裁判所は、入管による強制送還を裁判を受ける権利を侵害し、憲法に違反するとの判決を下した。この判決は一〇月六日までに国側が上告期間中に上告しなかったことにより、確定した。違憲判決の確定である。
本件は一四年一二月一八日に行われた強制送還の違法性・違憲性が問われた訴訟であった。
一七年一〇月一九日、強制送還されたスリランカ人男性ら二人が東京地方裁判所に裁判を受ける権利の侵害を理由として訴訟提起した。
しかし東京地裁は二〇年二月二二日、本件強制送還は合憲であり、適法てあると判断し、原告らはこれを不服として一〇年三月一〇日東京高等裁判所に控訴していた。
投稿者: 管理人
2021/12/4
2022年高校家庭科新教科書すべてに「ジェンダー平等」記述 ⅩⅢこども危機
《「子どもと教科書全国ネット21ニュース」から》
◆ 「18歳成年」実現を前に
「家庭基礎」は高校生にどのような人物像をねらっているか
齊藤弘子(さいとうひろこ・家庭科教育研究者連盟)
◆ 男女が共に学ぶ家庭科が果たした役割
① 旭化成共働き家族研究所調査
~「いまどき」夫は、家庭科の申し子
中学校、高等学校の家庭科、技術・家庭科が男女ともに学ぶようになったのは1989年学習指導要領改訂に伴う、中学校1993年、高等学校1994年の教育課程からです。当時、中学生、高校生だった世代は、今は、30代後半から40代になっています。
「『いまどき』夫は、家庭科の申し子」は旭化成共働き家族研究所が1988年から行った「共働き家族・専業主婦家族比較調査」のうち、2014年調査分析です。
https://www.asahi-kasei.co.jp/j-koho/kurashi/report/K040.pdf
投稿者: 管理人
2021/12/4
貧困ジャーナリズム大賞・ジャーナリズム賞・特別賞発表 ⅩⅡ格差社会
◆ 声をあげる若者たちを描いた『生理の貧困』が大賞
~「貧困ジャーナリズム 大賞2021」授賞式 (レイバーネット日本)
白石孝
*NHK取材チームによる「生理の貧困」に関する一連報道
11月20日午後、水道橋・全水道会館で「貧困ジャーナリズム大賞」表彰式とシンポを開催した。
大賞はNHK「生理の貧困」に関する一連の報道。
若い女性たちが声を上げ始めたことを受けとめて、クロ現をはじめ連続して放送し、自治体や国の動きを促す役割を果たした。
4人の制作スタッフが来られ、若手女性ディレクターは「上層部から企画に”待った”はかからなかったか」との問いに、「意外とすんなり通った。でも、若い人たちが声を上げたことが大切と思った」と応えた。