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11/15(月) 10:35南日本新聞

 

諏訪之瀬島で噴火4回 噴煙の高さ1500メートル、大きな噴石600メートル飛散

 
【資料写真】噴煙を上げる諏訪之瀬島の御岳=十島村(鹿児島地方気象台提供)

 十島村・諏訪之瀬島の御岳で14日、噴煙量が中量以上の噴火が4回あった。福岡管区気象台によると、噴煙の高さは最高1500メートル。大きな噴石が南に600メートル飛んだ。気象台は警戒レベル3(入山規制)を継続している。

【写真】地図・諏訪之瀬島など九州の主な火山

 

 


■ 2021/11/13 21:43


軽石防ぐ海中フェンス、14日にも設置完了 与論島

小型船に乗り、フェンス設置の予行練習をする地元業者=13日、与論町立長

 小笠原諸島の海底火山噴火で発生したとみられる軽石が大量に漂着している与論島で、国土交通省は14日、港への軽石流入を防ぐポリエステル製の海中フェンス(全長160メートル、高さ8メートル)を張る。13日には、設置を請け負う地元業者が重機や小型船を使い、予行練習した。

 同省九州地方整備局(九地整)はフェンス設置後、内側の軽石をポンプで外側に排出する。軽石を回収する海洋環境整備船が14日に指宿市を出港予定で、16日にも着く見通し。

 島には15日以降、ガソリンや発電用重油、プロパンガスを積んだタンカーが相次いで入港。タンカーが海からエンジン冷却用水をくみ上げる際、軽石を取り込み故障する恐れがある。

 14日の作業は天候不良時には延期する。九地整の担当者は「与論島の軽石回収がうまくいけば、他地域での(整備船やフェンスの)活用も考えている」と話した。

 

 

 

国交省 与論港にフェンス設置、漂着軽石 ポンプで除去 回収船「海煌」16日にも到着 鹿児島


ポンプを使ってフェンス外に排出される大量の軽石=14日、与論町立長の与論港

 小笠原諸島の海底火山噴火で発生したとみられる軽石が大量に漂着している与論島で、国土交通省は14日、与論港にポリエステル製の海中フェンス(全長160メートル、高さ8メートル)を張り、ポンプで港内の軽石を取り除いた。同日には、軽石を回収する同省の海洋環境整備船「海煌」が指宿市山川港を出港した。奄美大島などを経て16日、与論港に到着する見通し。

 設置を請け負った地元業者は14日午前、小型船1隻のほか地上のクレーンを使い、海中にフェンスを広げた。午後からフェンス内側にポンプを入れて軽石を吸い上げ、外側に排出した。

 15日には、九州電力の発電用重油を積んだタンカー、給油所用のガソリンや軽油を載せたタンカーが与論港に相次いで接岸するため、岸壁近くを中心に同日早朝からポンプによる排出作業を続ける。

 指宿を出た「海煌」は14日、屋久島の安房港に着いた。15日は奄美市に向かう。

https://373news.com/_news/storyid/146702/

 

 


2021/11/05 22:07
 

与論島へ軽石回収船を派遣 タンカー接岸できず電力不足の恐れ 国交省

与論島に漂着した軽石を回収するため山川港に入港した「海煌」=5日午後、指宿市山川
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 小笠原諸島の海底火山噴火で発生したとみられる大量の軽石が奄美群島や沖縄県に漂着している問題で、国土交通省が与論町に軽石を回収する船を派遣することが5日分かった。発電用の重油を積んだタンカーが与論港に接岸できず、電力の供給に支障が出る恐れがあるため。

軽石漂着に伴い、国が回収船を活用するのは初めて。

 同省によると、漂着物を回収する専用船「海煌」=195トン、35メートル=がスキッパーと呼ばれる網目状の機材ですくい上げる。7日にも回収を始める予定だったが、荒天によるしけが予想され、ずれ込む見通し。軽石は陸揚げし、島内処分を検討している。

 島内全2621世帯の電力は重油を燃料とするディーゼル機関の内燃力発電で賄っている。九州電力鹿児島支店によると、現時点で1カ月以上は電力の供給は可能だが、10月25日に島に向かったタンカーは接岸できずに引き返した。国交省は今月7~13日に予定されている入港までに回収したい考え。タンカーは約1.5カ月分の発電に相当する重油を積み込んでいる。

 山元宗町長は「インフラに影響が出かねない状況にある。早急に対応してもらえてありがたい」と話した。

 与論島には10月13日ごろから大量の軽石が漂着。今月1日に解禁されたソデイカ漁ができなくなっているほか、13社あるマリンレジャー業者の9社が営業を見合わせている。

https://373news.com/_news/storyid/146246/