なんと痛ましい事件でしょうか!
あってはならない、千葉大学病院の医療過誤事件のニュース!
乳がんの手術は、乳房を可能な限り温存する術式
腫瘍をその周囲の正常乳腺を含めて切除する「部分切除」と、全乳房を切除する「全摘術・乳頭乳輪温存乳房切除術」に分類されます
手術は、医師が一人単独ではできません。
手術の器械出しや出血量カウント等介助する看護師
担当・執刀医師だけの問題ではありません。
手術の際、執刀医のほかに教授や医師複数
看護師も麻酔医も手術前に検査データーを共有しなけば、術前訪問はできません。
この事件は、少なくとも医師と看護師が対等に患者中心のチーム医療を行い、手術前カンファランスを行い、重要な病理検査である生検結果の情報を、まず、インフォームドコンセントに基づき、患者(と家族)に、検査結果を提示し、説明し、その場には看護師も同席しなければなりません。
麻酔医もオぺ前訪問を行う際、事前生検の病理検査データーをチームで共有していなければならず、チーム医療を実施居ていれば「医師の勘違い」は、ありえない事件です。
千葉大学病院は、外来でも病棟でも、患者を中心に医師と看護師が対等に、チーム医療が行っていないのではないでしょうか?
しかも、4年前の事件を、なぜ、4年もたってから公表したのでしょうか?
千葉大学病院は、インフォームドコンセントの手続をせず、この事件を引き起こし、さらに4年間も公表しなかった事実は、千葉大学病院が大学学長が病院ぐるみで事件を隠蔽しようとした
この事件の責任は、まず主治医であり執刀医の医師にあります。同時に、千葉大学病院院長と指導教授医師らとともに患者を受け持った看護師の責任も免れることはできません。
■インフォームドコンセント いんふぉーむどこんせんと
医療行為を受ける前に、医師および看護師から医療行為について、わかりやすく十分な説明を受け、それに対して患者さんは疑問があれば解消し、内容について十分納得した上で、その医療行為に同意することです。すべての医療行為について必要な手続きです。もともとは米国で生まれた言葉で、“十分な説明と同意”と訳される場合もあります。
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医師が勘違いで乳がんのない乳房切除 千葉大病院
千葉大学病院は29日、左乳房に乳がんがある女性(50代)に対し、誤って乳がんのない右乳房も切除していたことを明らかにしました。
病院側によりますと、2017年10月に男性医師が女性の右乳房にも乳がんの疑いがあるとして検査を実施した際に、がんのある左乳房の検査結果をがんのない右乳房のものと勘違いしました。そして、誤って右乳房にもがんがあると診断したということです。その後、男性医師は、間違いに気づかないまま手術を行い、本来なら必要がない右側の乳房まで切除したということです。
病院は「医師が事前確認をせず、すべて思い込みによるものだった」としたうえで、「患者様とご家族に多大なご負担をおかけし、心よりお詫び申しあげます」とコメントしています。(29日19:25)