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2021年11月20日 17時01分 NHKNEWS
東京 三宅島 全漁港にオイルフェンス設置 軽石の漂着を防ぐ
東京の伊豆諸島にまとまった量の軽石が漂着するというシミュレーションもある中、三宅島では20日、島内すべての漁港にオイルフェンスが設置されました。
東京の伊豆諸島では、今月上旬から少量の軽石が相次いで確認されていて、JAMSTEC=海洋研究開発機構はこの週末にもまとまった量の軽石が漂着する可能性があるとするシミュレーションを公表しています。
こうした中、20日午後、都は、三宅島にある5つの港すべてにオイルフェンスを設置しました。
このうち、島の東南部にある坪田地区の港では、漁業関係者が見守る中、都の担当者が海に潜って設置作業を行っていました。
ふだんこの港から漁に出ているという男性は「船を出せなくなるのは困るが軽石が入ってこないようにするためには仕方がない。今後の軽石の状況が心配だ」と話していました。
一方、軽石の漂着を警戒するため、港の周辺では、都の委託を受けた業者が見回りを行い、海岸のほか、海面に軽石がないか確認していました。
また、20日午前、NHKの取材班が軽石の漂着を確認した島の東側にある砂浜で都の職員が、漂着の状況を調査し軽石を写真に撮ったり、回収したりしていました。
都の三宅支庁の渡利篤史 土木港湾課長は「今後、必要な情報を収集し、さらに警戒を強めていきたい」と話していました。
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原発の取水口はテロの目標の一つと噂されています。
緊急炉心冷却が必要がないほど、炉心の燃料の崩壊熱が小さくなる位の期間原子炉を停止しておくことが一番確実な対策だと思います。
即ち、大量の軽石が漂着する可能性があるのだから、ただちに運転を止めなければならない。
■ロイター時事
英トーネス原発、クラゲ侵入で運転停止
【ロンドン29日ロイター時事】英スコットランドのトーネス原子力発電所の冷却水プールに28日クラゲが侵入し、原子炉の運転が手動で停止された。運転は29日も止まったままになっている。科学者らはこのような現象が今後多く発生する恐れがあると指摘している。
フランス電力公社(EDF)傘下のEDFエナジーが運転する同原発の2基の原子炉は、冷却水のフィルターに大量のクラゲがひっかかったため運転を停止した。
一般的に原発は、近くの海や川から水を取り込んで原子炉を冷却しているが、海洋生物や海藻を取り込まないようにするためのフィルターが詰まると、水温と安全基準を維持するために運転を中止する。英原子力規制局(ONR)はこのような状況が発生した際、原発は事前に作成された計画に従うことになっていると述べた。
送電を受け持つナショナル・グリッドから入手した最新のデータによると、1号機は7月5日、2号機は6日に再稼働の予定になっているが、EDFエナジーは再稼働の日時を公表していない。電力会社は予想外の運転停止を利用して保守作業を行うことがよくある。
EDFエナジーの広報担当者は「原発付近の水域からクラゲを除去する作業を行っている。クラゲのより多い水域の監視も行っている」と述べた。
科学者らによれば、クラゲによる原発の運転妨害は英国ではまれだが、日本などの他の国々ではもっと頻繁に起こっている。
英国海洋生物学会の海洋生物学者デービッド・コンウェー氏は、「クラゲは大量発生することがある。特に頻繁には起こらないので(EDFは)ちょっと不運だった。おだやかで温暖な天候になると、沿岸で大量発生することがある」と述べた。英国気象庁によると、スコットランド東岸の水温は現在セ氏13度で、この時期の平均よりも1度高いという。
科学者らは漁業活動の増加や地球温暖化によって、クラゲの生息数が増えており、将来は海の近くにある原発にクラゲが侵入する事態がもっと頻繁に起こる恐れがあると指摘している。
大量のクラゲが原発止める スウェーデン - CNN.co.jp
2013.10.03 Thu posted at 09:21 JST
2013/10/3 -スウェーデン南東部のバルト海沿岸にある同国最大の原子力発電
plaza.rakuten.co.jp > abidaruma > diary > 201208110000-amp
大飯原発に押し寄せる大量クラゲ、相次ぐ出力減 ... - 楽天ブログ
2012/08/11(土)18:33
関西電力は2日、福井県おおい町の大飯原子力発電所3.4号機(
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沖縄6割の漁協出漁できず 今後東日本にも
■スーパーに出荷直前 軽石で養殖魚500匹が死ぬ エラに入り呼吸困難に 沖縄のモズク漁にも不安
琉球スギを養殖するいけすの周辺を覆い尽くす軽石=14日、うるま市・池味漁港(久米水産提供)
小笠原諸島の海底火山噴火による大量の軽石が沖縄県内に漂着している問題で、うるま市の宮城島にある池味漁港内のいけすで養殖魚「琉球スギ」約500匹が死んだことが27日までに分かった。水質悪化による酸欠や軽石がエラに入り、呼吸困難に陥ったことが原因とみられる。被害額は約300万円に上る。漁港内の軽石を除去して対応しているが、漂流状況の予測が立たず、さらなる被害が懸念される。(政経部・又吉朝香)
【写真】軽石、拾ってもいい?「安全性分からず控えて」と沖縄県
琉球スギを養殖する久米水産(うるま市、久米清一代表)によると、14日ごろから16日にかけて、池味漁港内へ大量の軽石が漂着。17日から19日までに、同港内のいけすにいた琉球スギ500匹が死んで浮かんでいるのを確認した。県内スーパーに出荷する直前だった。 軽石の流入により水質が悪化したほか、一部のスギには1~2センチほどの軽石がエラに引っかかっており、呼吸困難を起こした可能性があるという。
漁港付近の別のいけすで養殖しているミーバイは海底付近で生息しているため、影響は出ていない。 漁港から離れた沖合の別のいけす付近にも軽石が漂流しており、養殖している琉球スギが餌を食べなくなっているという。 担当者は「年内には琉球スギの出荷を再開したいと考えているが、正直どうなるか分からない」と声を落とした。
池味漁港を管轄する与那城漁業協同組合は16日、組合職員らで軽石の撤去作業を実施。1トン袋11袋分を回収した。その後も漁港近辺に軽石は残っていたが27日現在、ほとんど流れていった。しかし、一部の漁船は船の故障などを懸念して、出漁を自粛している。 玉榮将幸組合長は「軽石の漂流状況が把握できないため、対策が立てづらい。今後はモズク漁が始まるので、収入にも大きく影響してくるのではないか」と不安視した。
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■沖縄テレビ
県内各地に大量の軽石が流れ着いている問題でおよそ6割の漁協が漁を見合わせいることがわかりました。
大量の軽石は10月中旬から本島北部を中心に流れ着き漁業や観光業など多方面に深刻な影響を及ぼしています。 こうした中、港などに軽石が流れ着いていない地域にも影響が及んでいることがわかりました。
嘉数圭人記者「こちらの漁港には軽石は漂着していませんが、沖合に出ると吸い込む恐れがあるとして漁を取りやめています。」
読谷村の漁協では漁に出た2隻の漁船が細かくなった軽石を吸い込んでいたことが確認され、エンジンが故障する恐れがあるため全ての漁船の漁を見合わせました。
休漁中の漁師「(軽石は)沖に行けばありますから今週いっぱいはお休みですね。
毎月入ってくるものが入ってこないと生活も困るし。」
県漁連の聞き取りでは県内の37ある漁協のうち6割にあたる22の漁協で、あわせて756隻の漁船が漁を見合わせていることがわかりました。
軽石の影響がいつまで続くのか見通しが立たない状況に漁業関係者からは不安の声が上がっています。
■2021年10月27日 20時24分NHK
漂流する軽石で漁船も被害 漁業無線で注意呼びかけ 宮崎県
海底火山の噴火に伴う大量の軽石が沖縄本島などに漂着している問題で、宮崎県内の漁船も奄美大島の近くを操業中に軽石を吸い込む被害を受けていたことが分かりました。宮崎県は漁業無線を使って注意を呼びかけています。
宮崎県日南市南郷町の栄松漁協によりますと、今月5日、所属するまぐろ漁船が鹿児島県の奄美大島の周辺で操業中、軽石を吸い込んでエンジンが不調になり、漁を一時中断したということです。
近くの島に立ち寄ってダイバーに詰まった軽石を取り除いてもらい、無事、宮崎の港に戻ることができたということです。
栄松漁協の河野貞夫参事は「船が軽石を吸い込んで止まるなんて思いもしませんでした。船長も『50年漁をしているが初めてでびっくりした』と言っていました」と話していました。
宮崎県内の漁協に所属する漁船も、軽石が漂流する海域で操業する船が少なくないことから、日南市にある県の油津漁業無線局ではどの海域に軽石が漂っているかなどを伝える放送を1日6回行って注意を呼びかけています。
油津漁業無線局の坂元俊二局長は「海上の軽石は夜間は特に見えづらく、エンジンを冷却する装置に吸い込んでしまうとエンジンが停止するおそれもある」と話していました。

