寿都町長選
「核のごみ」最終処分場と
国交省・IR
ダブル争点❕❕❕❕❕
現職と新人一騎打ち
元自民党衆議院議員秋元司被告は、東京地裁で有罪判決を受けても議員辞職せず、
保釈金2000万円を積み増し、総額1億円の保釈金で収監を免れている。
秋元司衆院議員に懲役4年の実刑判決 IR汚職事件 東京地裁
2021年9月7日 21時59分NHKNEWS
国土交通省・IR・統合型リゾート施設の事業をめぐる汚職事件で、収賄と証人買収の罪に問われた秋元司衆議院議員に東京地方裁判所は「大臣に次ぐ要職にありながら特定の企業と癒着し、至れり尽くせりの特別待遇を受けていた」として懲役4年の実刑判決を言い渡しました。
IRを担当する内閣府の副大臣だった衆議院議員の秋元司被告(49)は、中国企業などから合わせておよそ750万円相当の賄賂を受け取ったとして収賄の罪と、贈賄側に裁判でうその証言をするよう依頼し、現金を渡そうとしたとして証人買収の罪に問われ、全面的に無罪を主張していました。
判決で、東京地方裁判所の丹羽敏彦裁判長は「贈賄側の証言は、携帯電話のメッセージなどの客観的な証拠からも信用できる」などとして、議員会館で渡された現金300万円や、そのほかの利益供与はいずれも賄賂に当たると判断しました。
また、証人買収の罪については秋元議員が積極的に主導したと認定しました。
そのうえで「大臣に次ぐ要職にありながら特定の企業と癒着し、露骨な接待を受けて至れり尽くせりの特別待遇を受けていた。さらに証人買収という卑劣な手段で前代未聞の司法妨害を行った。公人としての倫理観はおろか、この種の犯罪に関する最低限の順法精神もなく、長期の実刑は免れない」と指摘し、懲役4年と追徴金およそ750万円の判決を言い渡しました。
保釈中に異例の再逮捕 証人買収、「前代未聞」と判決 - 時事通信
・ ・ ・7日の判決は、被告の無罪主張を全て退けた上で「収賄に限って言えば、執行猶予の余地が残されていた」とあえて言及。「保釈直後から贈賄犯の買収という前代未聞の司法妨害に及び、その道も閉ざされた」と悪質さを断罪し、「最低限の順法精神すら欠如している」と切り捨てた。
3日の被告人質問では、中国企業(※)や札幌市の観光会社から北海道留寿都村のリゾートに家族で招待され、旅費や宿泊代金など76万円相当の賄賂を受けたとする収賄の罪について、弁護士が尋ねました。
秋元議員は「『よければルスツに』と観光会社の関係者から声をかけられ、北海道は外国人から評判がよいので行ってみたいと思っていた。費用については自己負担だと思っていた」と述べました。
また、旅行の後、地元から陳情を受けて、国土交通省の担当課を紹介したことはあったものの、担当課に指示を出したことはなかったとして、便宜を図っておらず、賄賂には当たらないと主張しました。
一方、証人買収事件について「贈賄側の中国企業の顧問は議員会館で会っていないのに、なぜ会ったと言うのかが分からず、検察から『証拠がある』と言われているからだと思った。私の弁護士と会えば真実を話してくれると思った」と述べました。
また、支援者の男性が贈賄側の元顧問に現金500万円を提示して、交渉したことについて「知らなかった。支援者が自発的にやっていることなので、私は異議を唱えられなかった」と述べました。
※「中国企業」は、500.com(ごひゃくどっとこむ)社:中華人民共和国広東省深圳市に本社がある宝くじ販売会社
秋元司:
衆議院議員(3期)、環境副大臣(第4次安倍内閣)、国土交通副大臣兼内閣府副大臣兼復興副大臣(第3次安倍第3次改造内閣・第4次安倍内閣)、防衛大臣政務官(第1次安倍改造内閣・福田康夫内閣)、衆議院内閣委員長、参議院議員(1期)、自民党内閣部会長等を歴任 ・・・
懲役4年、追徴金758万円の判決を言い渡し、(実刑判決のため)保釈も取り消したが、同日に弁護側が保釈を請求し、東京地裁は保釈保証金1億円(6月の保釈保証金に加えて残余分2000万円を追加納付)で保釈を認めた・・・
元政策秘書についても、秋元と共謀したとして収賄罪で懲役2年、執行猶予4年を言い渡した。
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10月21日 06時59分
寿都町長選挙21日告示 “核のごみ”調査是非争点に選挙戦へ
任期満了に伴う後志の寿都町の町長選挙が21日告示されます。いわゆる「核のごみ」の最終処分場の選定をめぐる文献調査の是非を最大の争点に、現職と新人の2人による選挙戦となる見通しです。
寿都町長選挙に立候補を予定しているのは、いずれも無所属で、▽現職で6期目を目指す片岡春雄氏(72)と、▽新人で前の町議会議員の越前谷由樹氏(70)の2人です。
寿都町長選挙は過去4回続けて無投票で当選が決まっていて、選挙戦となるのは平成13年以来、20年ぶりです。
西部の日本海側にある寿都町は人口およそ2800人。
高レベル放射性廃棄物、いわゆる「核のごみ」の最終処分場の選定をめぐり、第1段階となる文献調査が行われています。
みずから調査に応募し国から得られる交付金を地域の振興に役立てようと訴える片岡氏に対し、越前谷氏は調査への反対を掲げ当選した場合には撤回する方針を明らかにしていて、今回の選挙戦は調査の是非を最大の争点に展開される見通しです。
寿都町長選挙は今月26日に投票が行われ、即日開票されます。
■毎日新聞 2021/10/21 10:27
北海道寿都町長選に現新2氏立候補 核のごみ調査の是非、争点に
原発から出る高レベル放射性廃棄物(核のごみ)の最終処分場選定を巡って文献調査が行われている北海道寿都(すっつ)町で21日、任期満了に伴う町長選が告示された。いずれも無所属で、新人の元町議、越前谷由樹氏(70)と6選を目指す現職の片岡春雄氏(72)が立候補を届け出た。越前谷氏は調査中止を公約に掲げており、片岡氏は調査への応募を主導した。選挙戦は調査の是非が最大の争点となる。投開票は26日。【高山純二】
立候補者(届け出順)
越前谷由樹(えちぜんや・よしき)70[元]町議 無新
片岡 春雄(かたおか・はるお) 72後志町村会長 ⑤無現