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ドコモ障害、200万人使えず
3G回線、ようやく復旧
2021/10/16 00:35 (JST)共同通信社
NTTドコモは15日、携帯電話の大規模な通信障害が14日に発生した際、音声通話やインターネットを完全に使えなくなった人が約200万人(ユーザー)に上ることを明らかにした。ダウンした時間は長い人で2時間以上に及んだ。回線の混雑などで使いづらくなった人も含めると影響はさらに広がるが、人数は分かっていない。
「ガラケー」と呼ばれる従来型携帯の第3世代(3G)回線で電話がつながりにくい状態は15日も続き、午後10時にようやく正常化した。ドコモの契約者約8千万人のうち、3Gの契約者は約1400万人。
NTTドコモは15日夜、つながりにくい状態が続いていた第3世代(3G)携帯回線が同日午後10時に回復したと発表した。
14日夕の大規模通信障害に端を発した回線への影響は全て解消した。
大規模な通信障害が発生したことに関して行われたオンラインでの記者会見で陳謝するNTTドコモの田村穂積副社長(中央)ら=15日午後
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10/15(金) 22:58読売新聞オンライン
ドコモ通信障害、原因はネットワーク工事の失敗…200万ユーザーに影響ドコモ通信障害、原因はネットワーク工事の失敗…200万ユーザーに影響
通信障害を受け、オンライン記者会見で陳謝するNTTドコモの田村副社長(中央)ら
NTTドコモで14日発生した大規模な通信障害は長期化し、「ガラケー」と呼ばれる旧来型の携帯電話で使われる通信規格「3G」ではつながりにくい状態が続いた。15日午後10時頃にすべて回復した。影響を受けたユーザーは少なくとも約200万に上り、さらに膨らむとみられる。電気通信事業法の「重大な事故」に当たる可能性があり、総務省も状況を注視している。
15日に記者会見を開いた田村穂積副社長は「お客様や多くの方々にご迷惑、ご心配をおかけしていることをおわび申し上げます」と陳謝した。
ドコモによると、障害は14日午後5時頃に発生した。原因は、あらゆるものをインターネットにつなぐ「IoT」機器のネットワーク工事の失敗だった。
タクシーの電子決済や自動販売機などに使う通信サービスのサーバー切り替え工事を行っていたところ、想定以上に大量の機器情報がネットワーク上に放出された。通信網に負荷がかかり、障害が発生。ドコモはトラブルによる通信量の急上昇に対応するため、同5時40分頃から携帯利用者の通信に制限をかけた。
その後、トラブルは同8時頃に解消し、ドコモは通信制限を一定程度緩和した。ただ、利用者が携帯を一気に使い始めたことで通信量が3倍に増え、多くの携帯でつながりにくい状態が続いた。現行の主流規格「4G」と高速・大容量通信規格「5G」の通信状態が完全に回復したのは、障害発生から12時間後の15日午前5時頃だった。
https://news.yahoo.co.jp/articles/c8ce9dc4f8afc18937a4cb8b401f756f33d682ca
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2021年10月15日 15時29分 MHK
NTTドコモ通信障害 副社長が陳謝 3G復旧見通し立たず
NTTドコモは今回発生した通信障害についてオンラインで会見を開き、田村穂積副社長は「きのう発生した音声通話、データ通信サービスがご利用しづらい事象についてお客様や多くの方々にご迷惑、ご心配をおかけしていることをおわび申し上げます」と陳謝しました。利用しづらい状況が続いている通信規格の3Gについては復旧の見通しが立っていないと説明しました。
会見で田村副社長は、タクシーの電子決済機器や自動販売機などに使われている通信サービスのサーバーの切り替え工事を行っていたところ不具合が生じ、通信障害が起きたことを明らかにしました。
復旧と発表後 通信量が3倍に
また14日午後8時前に復旧したと発表したあと電話やデータ通信を使う人が集中して通信が混雑し、通信量が3倍に増えたと説明しました。このため全体の通信量をしぼる制御を行い、長時間にわたってつながりづらい状況が続いたことを明らかにしました。
3Gは復旧の見通し立たず
利用しづらい状況が続いている通信規格の3Gについて「明確な回復の予定時間を示すことはできない」と述べ、復旧の見通しが立っていないと説明しました。
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2021年10月15日 11時52分 NHK
NTTドコモの通信障害 “5Gと4Gはすべて回復”
NTTドコモは14日、全国規模で起きた通信障害が復旧したあとも一部の利用者の間で通話や通信がつながりにくい状況が続いていましたが、最新の通信規格の5Gと4Gについては、すべて回復したと発表しました。ただ、3Gは引き続き一部で利用しづらくなっているということです。
通信ネットワーク工事中 大量信号の送出が原因か
NTTドコモは14日午後5時ごろに全国規模で起きた通信障害について、発生からおよそ3時間後に「復旧した」と発表しました。
通信ネットワークの工事中に大量の信号が送出されるトラブルがあったことが原因とみられています。
しかし、その後も通話や通信の集中を避けるために制限をかけたことで一部の利用者の間では通話や通信がつながりにくい状況が続いていました。
これについてドコモは、最新の通信規格の5Gと4Gは15日午前5時すぎにすべて回復したと発表しました。
一方、いわゆる「ガラケー」と呼ばれる携帯電話の3Gは引き続き一部で利用しづらくなっていて、復旧に向けて対応しているということです。
なお、会社によりますと、4G契約で3Gの表示となっている利用者については端末の再起動を行うことで改善する場合があるとしています。
NTTドコモは「ご迷惑をおかけしたことを深くおわび申し上げます」とコメントしています。
ドコモ 午後2時から会見へ
NTTドコモは今回発生した通信障害について15日午後2時からオンラインで会見を開き、障害が起きた原因や詳しい経緯を説明することにしています。
松野官房長官「大変遺憾だ」
松野官房長官は閣議のあとの記者会見で「原因についてはネットワーク工事に支障が生じ通信量が増大したためという報告を受けているが、通信障害の詳細な原因や具体的な影響範囲については現在、NTTドコモにおいて調査中だと聞いている」と述べました。
そのうえで「国民生活の重要なインフラである携帯電話サービスについて大規模な影響を及ぼす障害が発生したことは大変遺憾だ。総務省からNTTドコモに対し、原因究明と影響範囲の報告を求めるとともに、利用者への十分な説明と通信障害の再発防止に取り組むことを指示した」と述べました。
金子総務相「原因究明し速やかに報告求める」
金子総務大臣は15日の閣議のあとの会見で、重要なインフラの携帯電話サービスで障害が起きたことは遺憾だとしたうえで原因などについて速やかに報告するよう求める考えを示しました。
この中で金子総務大臣は「国民生活の重要なインフラである携帯電話サービスで大規模な影響を及ぼす障害が発生したことは大変遺憾だ」と述べました。
そのうえで「今回の事態を重く受け止めている。NTTドコモに対して原因を究明して速やかに報告するよう求めるとともに、携帯電話事業者としての社会的責任を果たし、利用者保護のため再発防止に向けて万全を期してもらいたい」と述べ、NTTドコモに対し原因などを調べたうえで速やかに報告するよう求める考えを示しました。
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2021年10月11日 20時54分
NTTによる「ドコモ」不当優遇 法律で禁止を 総務省 有識者会議
NTTによるNTTドコモの完全子会社化をめぐって、総務省の有識者会議はNTT東日本、西日本が光ファイバー回線の提供などで、ドコモを不当に優遇することを法律で禁止すべきだとする報告書をまとめました。
NTTが去年実施したドコモの完全子会社化をめぐっては、KDDIやソフトバンクなどほかの通信事業者が、公正な競争環境が阻害されるおそれがあるとして、政府に意見書を提出していました。
総務省の有識者会議が11日取りまとめた報告書によりますと、NTT東日本、西日本が自社の光ファイバー回線を同業他社より優先してドコモに提供するのではないかといった懸念を払拭(ふっしょく)するため、ドコモを不当に優遇しないよう法律で明確に位置づけるべきだとしています。
また、NTT東日本、西日本とドコモの役員がそれぞれの会社の役員を兼務することも禁止すべきだとしています。
NTT東日本、西日本は、5Gのネットワークを支える光ファイバー回線で全国でおよそ7割のシェアを占めています。
総務省では報告書の内容を受けて、年内にも法律上の手続きを終えるとともに、定期的に実態の調査を行い、公正な競争環境が確保されているか検証していくことにしています。
これについてNTTは「ドコモとNTT東西との連携においては、今後も、引き続き公正競争条件を順守していく考えです」とコメントしています。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20211011/k10013302951000.html?utm_int=detail_contents_news-related_003