10/8(金)時事通信
震度5強、32人負傷 首都圏交通に大きな乱れ
7日夜に発生した千葉県北西部を震源とする地震で、首都圏の5都県で重傷3人を含む計32人の負傷が確認された。
総務省消防庁が8日朝発表した。地震の影響で交通機関は大きく乱れ、影響は同日の通勤時間帯も続いた。 地震は7日午後10時41分ごろ発生。東京都足立区や埼玉県川口市などで震度5強の揺れを観測した。東京23区内で震度5強を観測したのは、2011年3月11日の東日本大震災以来。震源の深さは75キロ。地震の規模(マグニチュード)は5.9と推定される。
気象庁は、揺れが強かった地域では1週間程度、最大震度5強程度の地震に注意するよう呼び掛けた。
足立区にある日暮里・舎人ライナーの舎人公園駅近くでは、走行中の先頭車両が脱輪し、乗客3人がけがをした。 消防庁によると、重傷者は千葉で2人、埼玉で1人確認された。神奈川、群馬でもけが人が出たという。
各県などによると、千葉県木更津市に住む80代女性がベッドから転落し、右足の骨を折る大けがをした。柏市では10代と80代の女性が負傷。横浜市都筑区では、70代女性がタンスの下敷きとなり、軽傷を負った。
地震の影響で、首都圏のJR各線などで一時運行がストップ。ダイヤが大幅に乱れて多くの人が帰宅困難となり、鉄道各社は運転再開後、終電を大幅に遅らせるなどして対応した。
8日朝も地震の影響は続き、JR東日本によると、運転再開は東海道線や横須賀線などで午前6時40分にずれ込んだ。京浜東北線の蕨駅や西川口駅、埼京線の戸田公園駅などでは混雑のため入場規制が実施された。
他の路線でも通勤時間帯の運転本数は通常より大幅に少なくなるところが相次ぎ、ダイヤが乱れている。脱輪した舎人ライナーは復旧見込みが立っていない。
■ 10/8(金) 7:24朝日新聞デジタル
5都県で32人が重軽傷 エレベーター閉じ込め5件、製油所火災も
JR渋谷駅前でタクシーを待つ人たち=2021年10月8日午前1時8分、東京都渋谷区、江戸川夏樹撮影
7日深夜に首都圏をおそった最大震度5強の地震で、総務省消防庁は8日朝、東京、群馬、埼玉、千葉、神奈川の5都県で計32人が重軽傷を負ったと発表した。うち重傷者は3人で、埼玉県で2人、千葉県で1人という。
【動画】東京・世田谷でも水道管破裂?環七通りにあふれる水
脱輪した東京都の日暮里・舎人ライナーの車内では、3人がけがをした。都内ではこのほか、エレベーター閉じ込めが5件あったが、解消されたという。
埼玉県草加市では建物火災があり、1人が病院に搬送された。千葉県の富士石油袖ケ浦製油所では8日未明に火災が発生したが、けが人はいないという。
JR渋谷駅前でタクシーを待つ人たち=2021年10月8日午前1時8分、東京都渋谷区、江戸川夏樹撮影
7日深夜に首都圏をおそった最大震度5強の地震で、総務省消防庁は8日朝、東京、群馬、埼玉、千葉、神奈川の5都県で計32人が重軽傷を負ったと発表した。うち重傷者は3人で、埼玉県で2人、千葉県で1人という。
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脱輪した東京都の日暮里・舎人ライナーの車内では、3人がけがをした。都内ではこのほか、エレベーター閉じ込めが5件あったが、解消されたという。
埼玉県草加市では建物火災があり、1人が病院に搬送された。千葉県の富士石油袖ケ浦製油所では8日未明に火災が発生したが、けが人はいないという。