【条件付採用音楽教員免職処分取消請求事件】
◆ 進行協議期日 第8回報告 (2021年9月28日)
原告から報告をさせていただきます。
期日は非公開ということもありますので、期日の中での、裁判官や被告、原告の発言等の詳細はお知らせせず、大まかに話し合ったことや次回の期日日程等をお知らせいたします。この報告については、代理人と相談したうえで、お送りさせていただいております。
9月14日(火)の11時30分から、東京地裁の13階にある民事第19部で、第8回進行協議期日が行われました。出席者は、当事件担当裁判官3名と被告側は被告代理人・被告指定代理人2名、原告側は原告及び原告代理人2名の計9名でした。テーブルを囲んだ期日は、約15分間にわたって行われました。
今回の期日では、前回、被告側が提出を約束していた管理職2名の手帳について、裁判所の合議体で確認がなされたことが伝えられました。
当初、裁判所による確認は、乙17(校長F手帳写し)と乙14(副校長F手帳写し)のマスキング部分のうち高度のプライバシーに属する箇所のみの確認を予定し、それ以外の箇所は代理人間で確認をする予定でした。しかし、被告が裁判所に提出した手帳はすべてのマスキングがない状態のものであり、裁判所が高度のプライバシーに属するか否かにかかわらずすべて確認をしたということです。
その中で、マスキング部分に関しては、基本的に立証事項との関連性はないことを確認したとのことです。もっとも、うち7箇所については、被告側に追加で開示することを検討するよう指示しました。被告代理人からは、検討のうえ3週間程度で回答する旨の返答がありました。
また、裁判所から、乙14と乙17について、右記の通り裁判所が確認したので、被告側が当初からマスキングをしている箇所を維持したまま審理を進めていくことではどうか、と原告側に打診があり、原告側は、これを了承しました。
最後に、主張対照表の作成についての確認がありました。
被告代理人は原告代理人とエクセルデータのやりとりは可能であり、次回期日までに提出すると裁判所に回答しました。
次回進行協議期日は、11月1日(月)となりました。
免職処分を受け4年が過ぎました。間違った処分を受け私のキャリアは停まってしまいました。順調なら5年目を過ぎています。
先日、杉原千畝さんの展示会に行ってきました。彼についてはご存知の方もいらっしゃるかもしれません。ロシア語を学んだ日本の外交官です。彼が赴任したのは、リトアニアのカウナス総領事館でしたが、当時第二次世界大戦がひどい状況でユダヤ人への人種差別がありました。杉原さんがいる総領事館には毎日中夜、多くの人々が日本の通過ヴィザを求めて殺到していました。他国に出国するためです。杉原さんは昼夜問わず一心不乱にヴィザ発給の手続きをしました。
杉原ヴィザにより6千人の命が救われています。任務を終え、帰路についた後、当時の外務省から杉原さんは免職処分を言い渡されます。それが嫌なら退職届を出せとも言われたようです。当時、日本はドイツと同盟を結んでいたのです。しかし、杉原さんはヴィザの発給を続け、たくさんの命を救いました。
杉原さんは、「外交官としてではなく人間として当然のことをした。」と言っています。展示会では、救われた杉原ヴィザの現物を見ました。また、杉原さんの功績を知り、とても感動し目が潤みました。杉原さんは、日本の国に背いても、苦しむ人々のためと勇気ある行動に私は心を打たれました。
私の裁判も長きにわたり、まだまだ辛く苦しい時間は続いています。免職になり生活状況も苦しく貯金を切り崩して生活しています。
苦しい時間が続いていますが、信念や希望をもち続け、裁判の終結まで頑張るつもりです。そしていつか、苦しむ児童生徒と出会ったら、一人の人間として対話を大切に一緒に向き合っていこうと思っています。
支援者の皆様には、いつも温かく見守っていただきまして大変感謝いたします。引き続きよろしくお願いいたします。
♪ 次回の予定 第9回進行協議期日(非公開)
一 日時 2021年11月1日(月) 午前11時30分より
二 場所 東京地裁13階民事第19部
三 出席者 担当裁判官・被告代理人及び東京都指定代理人・原告代理人及び原告
☆口頭弁論期日は、しばらくの間、開催されませんが、皆様からのカンパや署名のご協力を引き続き宜しくお願い申し上げます。
問い合わせ先 吉峯総合法律事務所電話 03‐5275‐6676
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