ひそやかに、昆虫たちが大きな悲劇に見舞われています。ミツバチやチョウをはじめとした、何十億もの小さな素晴らしい生きものたちが次々と死に絶えているのです。このままだと、農作物や、微妙なバランスで成り立つ地球の生態系全体に、壊滅的な被害をもたらす恐れがあります。
その元凶のひとつに、農薬があります。そんな中、欧州連合(EU)は現在、2030年までに農薬使用量を削減させる提案について検討中で、提案が採択された場合、欧州において今後15年で農薬使用の段階的廃止に向けた道筋をつけることが可能になります。巨大な貿易圏であるEUには、国際基準を定める影響力があるため、EUでの成功は、世界に波及する可能性を秘めています。
けれど、その前にまず、この計画を台無しにしようともくろむ農薬ロビイストを阻止しなくてはいけません。Avaazは現在、環境団体や農家、養蜂家、科学者らによる連盟と共に、集まった100万人分以上のご署名を提出したうえ、人々の要請にしっかり取り組むようEUの関係機関に働きかけています。そんな今こそ、世界中からあともう100万人の署名を集めましょう!
皆さまからご署名が集まり、大きな国際世論となれば、提案支持派の議員たちの奮起を促すことにもつながります。世論を味方に、提案支持派の議員たちは巨大なロビー団体に立ち向かい、危険な農薬からミツバチやチョウを守るため行動を起こすことができます。
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