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9/30(木) 時事通信
正恩氏、南北通信線「10月に復旧」 最高人民会議で演説 北朝鮮
北朝鮮の金正恩朝鮮労働党総書記(中央)=9日、平壌、朝鮮中央通信が配信(AFP時事)
【ソウル時事】30日の朝鮮中央通信によると、北朝鮮の最高人民会議(国会に相当)は29日に2日目の会議を開き、金正恩朝鮮労働党総書記が施政演説を行った。
【写真】板門店で握手する文在寅大統領と金正恩朝鮮労働党委員長
正恩氏は「北南関係が一日も早く回復し、朝鮮半島に平和が訪れることを願う全民族の期待と念願を実現するための努力の一環」として、断絶状態にある韓国との南北通信連絡線を10月初めに復旧する考えを表明した。
南北間には板門店の連絡チャンネルや軍当局間の通信線があるが、昨年6月に北朝鮮側が一方的に遮断。今年7月に南北首脳の合意で一時的に通信が再開されたものの、北朝鮮が米韓合同軍事演習に反発し、8月以降は連絡に応じていない。
正恩氏は韓国が「軍事演習と武力増強策動を露骨に行っている」と批判した上で、文在寅大統領が提案した朝鮮戦争の終戦宣言に対しても「偏見に満ちた見解や不公正な二重的態度、敵視政策から先に撤回されなければならない」と要求。「北南関係が回復し、新たな段階に発展していくか、現状の悪化した状態が継続するかは南朝鮮(韓国)当局の態度に懸かっている」と訴えた。