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朝日新聞デジタル9/6(月) 23:56


異物混入疑いワクチン、接種後さらに1人死亡 因果関係は不明

 米モデルナ製ワクチンにステンレス片が混入した問題で、厚生労働省は6日、同じ工程で製造されたワクチンを使用見合わせ前に接種した1人が、新たに死亡していたと発表した。死亡と接種の因果関係はわかっていない。先月に死亡が確認された2人と同様、専門家が調査する。

 亡くなったのは、そばアレルギーがあった49歳の男性。8月11日に2回目の接種を受け、翌朝に死亡しているのが見つかった。2回目に接種したワクチンのロット番号が、見合わせ対象の「3004734」だった。

 ワクチンの安全性を評価する厚労省の専門家部会の森尾友宏部会長は、ステンレス片であれば「身体への影響の可能性は低いと考えられる」とし、「情報収集に努める」としている。

 モデルナ製では、接種1226万1354回のうち、接種後の死亡報告例は8月8日までに11件(100万回あたり0・9件)ある。いずれも現時点で因果関係が「評価できない」ものと判断されている。