2021年08月19日(木) 08月20日(金)
あまりに痛ましくむごく、母体の命も危険にさらしたこの事件は、千葉県知事と医師・柏保健所長らによる、日本国憲法と社会権規約および国際連合憲章違反の妊婦殺人未遂事件です。
母体も、胎盤剥離による出血多量の命の危機にさらされていたと考えます。
なぜ、出血と腹部の張り、陣痛を確認した時点で、往診できなかったなら、せめて、助産師もしくは看護師を緊急派遣しなかったのでしょうか?
酸素濃度SPO2を測らなくても、正看護師は聴診器で左右の肺音を聴取し、エアー入りが悪いか否か、呼吸数と口唇や指先のチアノーゼの有無等確認し、医師に電話で報告すれば重症度を判断し、せめて助産師を女性の自宅に緊急派遣すれば赤ちゃんの命を守ることができたと考えます。
この事件を、ワクチン接種の問題にすり替えさせてはなりません!
配信 朝日新聞『感染妊婦の専用病床、千葉大病院が設置へ 男児死亡受け』によると、
『新型コロナに感染した妊婦の救急搬送先が見つからずに新生児が死亡した問題をうけ、千葉大病院は新型コロナに感染した妊産婦を受け入れる専用病床を設置する方針を決めた。
周産母子センターにある母体胎児集中治療室(MFICU、6床)の一部を充てる。MFICUは、リスクの高い妊娠・出産・産後の女性が入院する治療施設で、母体や胎児に24時間体制で対応する。 同病院によると、この問題を受けて18日にあった医師らのオンライン会議で、1次施設であるクリニックによる診察体制と、送り先となる3次救急に対応する病院の病床確保が議題となったという。県内では、重篤の妊産婦は同病院が無条件に受け入れる救急体制を取っていることから、対応を決めたという。』
千葉県の済生会習志野病院は、21世紀初め、自民党政府の政策によって国立習志野病院を、病院職員や労働組合と市民の反対を踏みにじり、千葉県が100億円、習志野市に13億円もの補助金を出させ、権力の力づくで民営化してしまいました。医師はほとんど千葉大学医学部から。
その際、済生会習志野病院は習志野市民に対し、「地域に開かれた医療を行う」と約束したにもかかわらず、
千葉大学医学部出身の医師らは、済生会習志野病院から、脳外科を廃止し、さらに数年前、助産師と看護師及び市民の反対を拒絶し、産科をも廃止してしまいました。
千葉県知事は、千葉県と習志野市が113億円も補助金を出しで建設した済生会習志野病院に、産科を再び設置し、コロナ対応を含め、妊産婦を無条件に受け入れる救急体制を整備し、民主的な医療を構築しなければならないのです。
当時の助産師と看護師は現役で働いており、産科再開設のスタッフはいます。
コロナ医療の第一線での対応は、医師ではありません。
患者の命と人権を守る最前線にいるのは、看護師と助産師です。
自公政権は、国際人権規約発効した1976年以降、命と人権無視の医療・福祉民営化路線を強行し、持続不可能な開発によってコロナ禍を発生させ、さらに東京五輪を強行し、恐怖政治によってエビデンスのない危険なワクチン接種を強要し、パラリンピックとこどもの観戦強行で家庭内感染爆発と殺人を強行しています。
千葉県と46都道府県および、すべての自治体の首長は、日本国憲法(第98条)と国際人権規約および拷問等禁止条約等、日本が批准済みの8つの人権条約及び国連憲章に基づき、市民の命と健康を守らなければならない。
一人たりとも、さらなる『自宅療養犠牲者』を産まないために、政府は准看護師制度を直ちに廃止し、第一線で働いている看護師を、医師と同等に賃金を引き上げ、市民の命と人権を守れ!
感染妊婦の専用病床、千葉大病院が設置へ 男児死亡受け
千葉大学病院の集中治療室で患者に対応する看護師ら=2021年7月30日午前10時44分、千葉市中央区、熊井洋美撮影
新型コロナに感染した妊婦の救急搬送先が見つからずに新生児が死亡した問題をうけ、千葉大病院は新型コロナに感染した妊産婦を受け入れる専用病床を設置する方針を決めた。 【写真】男児が死亡した状況などについて説明する千葉県柏市保健所の沖本由季・総務企画課次長(中央)ら=2021年8月19日、柏市役所、石原剛文撮影
周産母子センターにある母体胎児集中治療室(MFICU、6床)の一部を充てる。MFICUは、リスクの高い妊娠・出産・産後の女性が入院する治療施設で、母体や胎児に24時間体制で対応する。 同病院によると、この問題を受けて18日にあった医師らのオンライン会議で、1次施設であるクリニックによる診察体制と、送り先となる3次救急に対応する病院の病床確保が議題となったという。県内では、重篤の妊産婦は同病院が無条件に受け入れる救急体制を取っていることから、対応を決めたという。 千葉大大学院医学研究院の生水真紀夫教授(生殖医学)は「すでに一般の新型コロナ病床はいっぱいで、妊産婦を受け入れる余力はない以上、こちらの病棟で受け入れるしかない。感染拡大を防ぎながらの出産対応は非常に困難だが、安心してお産ができる環境を守るためにはやるしかない」と話した。
「女性は妊娠29週、コロナは軽症」と柏市
8/19(木) 13:13配信共同通信
千葉県柏市で新型コロナウイルスで自宅療養中の30代妊婦が自宅で早産し、新生児が死亡した問題で、柏市は女性について「妊娠29週、コロナは軽症だった」と明らかにした。
8/19(木) 12:02共同通信
コロナ感染妊婦が自宅早産、千葉 赤ちゃん死亡、搬送先見つからず
新型コロナウイルスの電子顕微鏡写真(米国立アレルギー感染症研究所提供)
千葉県柏市で新型コロナウイルスに感染し自宅療養中の30代妊婦が、体調の急変で救急車を呼んだものの搬送先が見つからずに自宅で早産、その後、男の赤ちゃんが死亡していたことが19日、柏市や消防への取材で分かった。柏市は同日午後、報道陣の取材に「女性は妊娠29週、コロナは軽症だった」と明らかにした。
柏市によると17日朝、市保健所が健康観察のための電話をした際、女性が「前日よりも腹部に張りがある」と訴えたため、県なども通じて入院の調整をしたが難航。市保健所は同日夕、出産したとの報告を受けた。
女性と男児はその後、柏市内の病院に搬送されたが男児の死亡が確認された。
【グラフ】全国52消防の「救急搬送困難事案」数の推移 過去最多に
妊婦入院できず…柏市「非常に厳しい状況」
千葉県柏市で、新型コロナウイルスに感染し自宅療養中だった妊婦が自宅で産気づいたものの、入院先の病院が見つからないまま自宅で出産しその後、赤ちゃんが死亡していたことがわかりました。 千葉県などによりますと、柏市に住む妊娠8か月の30代の女性は今月11日に新型コロナへの感染が判明したのち、せき症状などが悪化したことから今月15日から保健所が入院先の病院を探しましたが見つからなかったということです。 その後、17日午前、おなかの張りや出血などがあったため保健所だけでなく女性のかかりつけ医なども、入院先を探しましたが見つからず、夕方、自宅で出産をしたと報告を受け救急隊が駆けつけたときには赤ちゃんは心肺停止状態でその後、死亡が確認されたということです。女性の命に別条はありませんでした。 柏市の担当者は、「病床がひっ迫する中で妊婦に限らず、患者の入院調整に時間がかかり非常に厳しい状況にある。県にさらなる病床の確保などを訴えていきたい」と述べました。
新型コロナ 自宅療養の妊婦早産で新生児死亡 千葉県知事検証へ
新型コロナウイルスの首都圏での医療体制が危機的な状況となる中、千葉県で自宅療養中の妊婦が入院調整が行われたものの受け入れ先が見つからず、そのまま自宅で出産し、赤ちゃんが亡くなったことが県などへの取材で分かりました。千葉県の熊谷知事は「妊婦の方も含めて感染者がなかなか入院できない状況は重く受け止めている」として、検証を行う考えを示しました。
新型コロナに感染した妊婦の出産は、▽感染対策で手術時間を短縮するため帝王切開を行う準備が必要だったり、▽生まれた赤ちゃんをすぐに隔離することが必要だったりして、対応できる病院が限られ、入院調整に時間がかかるケースがみられています。
こうした中、県などによりますと、妊娠8か月の30代の妊婦は感染が確認され、今月15日から保健所などで入院調整が行われたものの受け入れ先が見つからず、自宅で療養していたということです。
しかし17日、出血があったほか、呼吸状態が悪くなり、保健所やかかりつけの産婦人科などが、再度、医療機関を探したものの見つからず自宅で出産したということです。赤ちゃんは早産のため緊急の処置が必要で、病院に救急搬送されましたが、亡くなったということです。女性は命に別状はなかったということです。
熊谷知事は定例会見で「妊婦の方も含めて感染者がなかなか入院できない状況は重く受け止めている。産科の医療機関などと連携を行い、どのようなサポートができるか検討していく」と述べ、検証を行う考えを示しました。
加藤官房長官 「妊産婦の搬送体制など対応支援」
加藤官房長官は、記者会見で「亡くなられた新生児の方に対してご冥福をお祈り申し上げるとともに、ご遺族の方にお悔やみを申し上げたいと思う。今回、こうした残念な事案が発生したことから、厚生労働省において詳細を確認するとともに、各都道府県に対して、改めて妊産婦などの搬送体制や入院体制の確保について具体的な対応を求めていく。政府として、必要な支援をしっかり行っていきたい」と述べました。
一方、記者団から「『医療崩壊』が起きているという認識はないのか」と問われたのに対し、加藤官房長官は「『医療崩壊』という言葉は、いろいろ使われているが、医療が大変厳しい状況になってきているというのは事実だと思う」と述べました。
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新型コロナ 自宅療養中の妊婦 搬送先なく早産で新生児死亡
新型コロナウイルスの首都圏での医療体制が危機的な状況となる中、自宅療養中の妊婦が出血があったために救急車を呼んだものの受け入れ先が見つからず、そのまま自宅で出産し、赤ちゃんが亡くなったことが関係者への取材で分かりました。
産婦人科医らのグループは緊急の会議を開き、感染した妊婦の急な出産に備え、事前に受け入れ先を決めておくことを確認しました。
新型コロナに感染した妊婦の出産は、感染対策で手術時間を短縮するため帝王切開を行う準備が必要だったり、生まれた赤ちゃんをすぐに隔離することが必要だったりして、対応できる病院が限られていて、入院調整に時間がかかるケースがみられています。
こうした中、関係者によりますと、17日夕方、新型コロナに感染し、千葉県内で自宅療養をしていた妊娠8か月の30代の女性が、出血があったため救急車を呼んだということです。
かかりつけの産婦人科医に連絡し、救急隊員や保健所などで入院調整が行われましたが、対応できる医療機関が見つからなかったということです。
そして数時間後、そのまま自宅で出産し、赤ちゃんは早産のため緊急の処置が必要で、病院に搬送されましたが、亡くなったということです。
女性は命に別状はなかったということです。
こうしたことから、千葉県内の産婦人科医らのグループは緊急のオンライン会議を開き、感染した妊婦の急な出産に備え、事前に受け入れ先を決めておくことなどを確認していました。
配信 スポーツ報知
コロナ陽性の妊婦が自宅療養中に搬送先なく新生児死亡…ネット悲鳴「どうにか妊婦の搬送先は確保して」
千葉県内でコロナ陽性で妊娠8か月の30代女性が自宅療養中に出血があったため救急車を呼んだが搬送先がなく、そのまま自宅で出産し新生児が死亡したことが19日、NHKで報じられた。ネット上では大きな反響が起こっている。 ツイッターでは19日午前、「新生児死亡」「コロナ感染の妊婦」「赤ちゃん死亡」などがトレンド入り。「涙が止まらない」「ゾッとした」「ショック」「いやもうこれ辛すぎるわ」「これを医療崩壊と言わずしてなんというのでしょう」「妊婦でコロナでも自宅療養させられてるしありえんだろ」「もし搬送先が見つかっていたら赤ちゃんは助かっていたのかも…って考えると辛すぎる」など、ショックを受ける声が多く上がっている。 また、「どうにか妊婦の搬送先は確保してあげたい。。」「こんなにコロナが広がってるのに妊婦さんがコロナになった時の医療体制を整えてない政府ありえない」「絶対繰り返さないために、地域ごとに妊婦受け入れ体制を早急に確保してほしい」など、妊婦がコロナに感染した際の医療体制の整備を求める声、「我々ができるのは感染予防と自分の移動の抑制しかない」と、感染を広めないための行動を呼びかける声があがっている。



