2021年8月13日 05:00 琉球新報
<社説>沖国大ヘリ墜落17年 欠陥飛行場の即時閉鎖を
宜野湾市の沖縄国際大に米海兵隊所属の大型輸送ヘリCH53Dが
米軍普天間飛行場は住宅や学校施設に近すぎることに加え、
米軍や日本政府が繰り返す「再発防止」は言葉ばかりであり、
沖国大に墜落したのと同じCH53ヘリは、2017年10月に東
CH53に限らず、普天間飛行場所属機のトラブルが続いている。
事故を繰り返すのは機体整備や点検のずさんさだけではない。
訓練の増加に伴い所属機以外の外来機も相次いで飛来し、
沖国大ヘリ墜落で死者が出なかったのは本当に奇跡的だった。
日本政府は仲井真県政時に普天間飛行場の「5年内の運用停止」
菅義偉首相は辺野古移設を「唯一の解決策」として強行するが、
危険除去を遠のかせる県内移設は普天間問題の解決策ではない。
https://ryukyushimpo.jp/
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2021年8月13日 19:54
普天間オスプレイ、1.8キロのパネル落とす 中部訓練場からの帰途
12日午後9時半ごろ、米軍普天間飛行場所属の垂直離着陸輸送機MV22オスプレイが米軍キャンプ・シュワブ(名護市)とキャンプ・ハンセン(金武町、宜野座村)などにまたがる通称「中部訓練場」と普天間飛行場の間を飛行中に、重さ約4ポンド(約1・8キロ)のパネルを落下させた。
パネルのサイズは14インチ(約35センチ)×18インチ(約45センチ)。13日夕、在京の米国大使館から防衛省に連絡があった。
米軍は日本側に対し、具体的な落下場所は不明とした上で、落下物に有害物質は含まれておらず、人的・物的な被害はないと説明しているという。
通報を受け外務省は遺憾の意と原因究明、再発防止などを申し入れた。また、事案発生から日本政府の連絡まで1日程度を要していることから、速やかな情報提供も求めた。
オスプレイは、落下直後の12日午後10時14分ごろと午後11時半ごろ、普天間飛行場に着陸している。
13日は、2004年に起きた普天間基地所属の沖縄国際大ヘリ墜落事故からちょうど17年。