BBC司会者、ワクチン接種後に死亡 検視で関連を調査へ


5/28(金) 14:16配信 BBC News

今月21日に死去したBBCラジオ司会者について、英アストラゼネカ製の新型ウイルスワクチン接種と死因との関連が、検視によって調べられることになった。

遺族によると、BBCラジオ・ニューカッスルで司会を務めていたリサ・ショーさん(44)は、1回目のワクチン接種後に血栓を発症し、治療を受けていた。基礎疾患はなかったという。

BBCが確認したショーさんの死亡確認証明書では、死因として検討されている可能性のひとつとしてワクチンが挙げられている。

イギリスの医薬品・医療製品規制庁(MHRA)はアストラゼネカ製ワクチンについて、接種の利益がリスクを大きく上回っているとしている。

  ニューカッスルのカレン・ディルクス上級検視官による死亡確認証明書には、「アストラゼネカ製COVID-19ウイルスワクチン接種の合併症」が死因として検討されると書かれている。

この証明書は死因を決定するものではなく、最終的な判断は検視の完了後に出される。

■接種1週間後に激しい頭痛

遺族は声明で、ショーさんは「アストラゼネカ製ワクチンを接種した1週間後にひどい頭痛を訴え、数日後には容体が悪化した」と説明。その後、王立ヴィクトリア病院の集中治療室で「血栓と脳出血の治療を受けた」という。

「悲しいことに、リサは家族に囲まれて21日午後に亡くなりました(中略)彼女が関わった全ての人に愛されていたことが、家族の大きな救いになっています」

MHRAの報道官は取材に対し、「深刻な副反応が疑われる場合、MHRAは死亡に関する報告を十分に調査し、入手可能であれば検視の詳細な結果も考慮に入れる」と述べた。

「MHRAは、血小板の減少と共に起こる血栓についての報告を、詳細かつ徹底的に調査している」

その上で、こうした副反応の報告は依然「極めて少ない」と述べた。

ショーさんは2016年にBBCラジオ・ニューカッスルに入社し、日中の番組の司会を担当していた。それ以前は民間のラジオ局でキャリアを積み、イングランド北東部ではおなじみの声だった。

BBCはショーさんについて、「視聴者に愛されていた素晴らしい司会者」だったと説明。「とても多くの人にとって大切だった人を亡くした」と追悼した。

<解説>ジェイムズ・ギャラガー、科学・保健担当編集委員

血栓症は、オックスフォード・アストラゼネカ製ワクチンの副反応として知られている。

この血栓は脳静脈洞血栓症(CVST)と呼ばれる特殊なもので、体内の血小板の減少と共に起こるのが特徴だ。

この副反応が生じる確率は非常に低い。イギリスでは3500万人近くがこのワクチンを受けたが、血栓の報告は332件。うち死亡例は58件となっている。

しかし、あらゆる医療はリスクと利益のバランスで成り立っている。この副反応も、イギリスをはじめとする各国のワクチン接種事業を方向転換させた。

理想的には、40歳以下の成人は米ファイザーや米モデルナ製のワクチンを接種することが望ましいとされている。

(英語記事 Vaccine role in BBC presenter's death to be probed)

(c) BBC News

 

 

 

(「週刊現代」5月22・29日号より抜粋)

 

 ◆スクープ ワクチン接種で死んだ日本人39人
       遺族と医師の証言

 「本当にあっという間のことで、私たち家族もまだ気持ちの整理がついていません。主人は特に持病もありませんでしたし、ワクチンを打つことで、こんなことになるとは想像さえしていませんでした」
 そう語るのは、北海道旭川市に住む、木下隆弘さん(仮名、享年46)の妻。木下さんは3月19日にワクチン接種を受け、その翌日の20日に亡くなった。(中略)

 ワクチン予約に希望者が殺到するなか、接種後に死亡する人が増加している。それも接種からわずか数日というケースが多発しているのだ。悲しみに暮れる遺族が、本誌の取材に初めて口を開いた。(中略)

 福岡県内で3月23日に亡くなった太田彩さん(仮名、享年26)の父が語る。
 「彩のアパートに着いたとき、娘は血を吐いて倒れていましたあまりの状態に、私は最初『誰かに殺されたのか』と思ってしまったほどでした」(中略)

 今回の日本のコロナワクチンは、5月7日までの時点で全国で約440万回の接種が行われ、そこで39例の死亡例が確認されている。
 100万回接種当たりの死者数は約8.9人と、インフルワクチンの110倍という驚くべき数字になっています。(中略)

 そして水面下ではこの「39名」よりはるかに多くの人がワクチン接種後に亡くなっている可能性もある。
 北海道の木下さんのケースでも、当初、旭川赤十字病院はワクチンによる死亡例として厚労省に報告していなかった。(中略)

 彩さんの父が語る。「もちろん国としてコロナ対策をしなくてはいけないということはわかります。しかし、接種後に死亡したケースがこれだけあるわけですから、政府は因果関係は本当にないのか、きちんとした調査と説明をすべきなのではないでしょうか」
 同様の悲劇を防ぐために、ワクチンの安全性についてはさらなる検証が必要だ。  

 

  (「週刊現代」5月22・29日号より抜粋)

≪事故情報編集部≫より補足
  「5月16日までに報告されたワクチン接種後の死亡事例は計55件となった。…」


 (第60回厚生化学審議会予防接種・ワクチン分科会検討部会、 令和3年5月26日) 詳細はこちらを参照
https://www.mhlw.go.jp/content/10906000/000784439.pdf

 

 

たんぽぽ舎です。【TMM:No4208】2021年5月27日(木)地震と原発事故情報-