最大100万種の生物が地上から姿を消してしまうかもしれません。しかもその多くは、この10年以内に絶滅の恐れがあるのです。人間による自然破壊のせいで、さまざまな生命が、大量絶滅時代に匹敵する勢いで消滅しつつあります。
今この悲劇を止めなければ、微妙なバランスで成り立っている生物多様性は完全に崩壊し、地球は人類が生存できない、沈黙の地となってしまうかもしれません。でも、希望もあります。「地球の面積の半分を保護区に指定する」という画期的な計画が提案され、世界トップレベルの科学者もこの計画を支持しているのです。実行されれば、人類は再び自然と調和して暮らせるようになります。
一方、各国政府は、この危機に対してどう取り組むべきかを議題に、まもなく協議を行います。人類の皆が声をひとつに大きく訴えれば、次なる大量絶滅を回避するため、「50%保護区計画」の実行に向けて各国政府を動かすことができるはずです。
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