なぜ立憲民主党がオリ・パラ中止を掲げないのか不思議です。とにかく、野党第一党が「中止」を掲げれば、このところオリンピックにコメントのない小池都知事も動くかもしれません。オリンピック村を分断させなければなりません。（Ｔ）
◎ 立憲民主党にオリンピック中止を求める要請
枝野幸男様
貴党のホームページを見て驚いたことは、これだけ騒がれていながらオリンピック・パラリンピックに関する意見集約の場がないことです。したがってコロナ関連の意見の場に投稿させていただきます。コロナ問題と極めて関連が深いからです。
今月５日より宇都宮健児さんがオリンピック中止を求める署名をネット上にあげました。現時点で３０万件に迫る勢いです。
医療従事者は「医療は限界 五輪やめて！」と病院窓に掲げるところも出てきているとの報道もあります。
聖火リレーでは動員された交通整理等で職員や警察官が３県でコロナ感染したといいます。
選手団にはワクチンを優先的に接種する方針のようですが、必ずしも当該選手たちが賛同しているわけでもありません。
また、タダ働きの８万人にも及ぶというボランティアは酷暑の中で接種もうけずコロナにおびえながら職務に就くことになるのでしょう。
どういう角度から見てもオリンピックは中止以外ありません。
早くそれを決定し、組織委員会を解散させることなく会計監査に手を付けるべきです。巨額の税金が無駄に使われていることがわかるのではないでしょうか。
私は、菅政権そして自民党政権を早く終わらせてもらいたいと強く願っています。自助、共助、公助などと言っている菅首相にコロナ対策などできるわけありません。今までの経過を見ていれば明らかです。
しかも、重要なことは国民と会話ができない人です。記者会見での記者の数や一人一問一答という制限を加えたり、不都合な質問はスルーしたり、はぐらかしたりで、説明責任を全く果たしておりません。国民と会話が成立していないのです。
それが行きつくところは身内だけの政治です。
菅政権で起きている問題、例えば学術会議、東北新社、総務省などにかかわる問題はみなそうです。反対意見を言う官僚を排除することを公然と宣言しており、これではヒラメ官僚しかついていきません。
このような政治の下敷きをつくったのは安倍政権です。まさに身内だけを囲い込む政治です。
森友、加計、桜を見る会、失敗しましたが検察庁法改悪などなど、挙げればきりがないでしょう。官僚は委縮し、公文書書き換えまで命じられて自殺する人まで現れました。安倍前首相も説明責任、国民との対話は全くと言っていいほど欠如した人でした。
その人物が、再再度首相の座を狙っているとのうわさがまことしやかにささやかれています。恐ろしいことです。
自民党・菅政権はコロナの犠牲が出ようが何としてもオリンピック開催を目指しています。
大阪の医療崩壊、トリアージは首都圏の問題でもあります。インドは１日で４０万人を超えるコロナ感染および多数の死者が出ているといわれますが、日本も含め多くの国でコロナに苦しんでいます。
こんな中でオリンピックのお祭り騒ぎが世界から歓迎されるでしょうか。
外国の観客がなくとも来日者は選手、関係者等で９万人にも及ぶといいます。日本の水際対策、コロナ対策では世界から変異株が結集し、日本発の感染大爆発が起きないとも限りません。
オリンピック・パラリンピックは絶対中止させなくてはなりません。それは、身内政治しかできなくなった自民党政治を終わらせることにつながります。
それには、野党第一党である立憲民主党がオリンピック「中止」を前面に掲げなくてはなりません。ぜひ、「中止」を前面に立てて自民・公明と闘ってください。世論を味方につけて自民党政権を終わりにしてください。よろしくお願いします。
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