◆ 「君が代」五次訴訟、東京地裁に提訴
~原告15名の大型訴訟に絶大なご支援を! (レイバーネット日本)
*原告の人たち
3月31日午前、原告15名は、処分を振りかざして「日の丸・君が代」を強制し憲法が保障する思想・良心の自由を侵害する東京都教委の10・23通達(2003年)に基づく26件の減給及び戒告処分の取り消しを求め、東京地裁に提訴した。
午後には、厳しい状況の中提訴に踏み切った原告を励まし、「日の丸・君が代」強制反対の闘いを風化させないため、「卒業式総括集会」を行ない、80名余りが参加した。
卒入学式で同通達に基づく校長の職務命令に従わず処分された教職員は延べ484名に上る。
そのうち都立学校の被処分者はこれまで懲戒処分取り消しを求めて1~4次訴訟を闘い、累積過重の停職・減給処分の取り消しを勝ち取ったが、最高裁は戒告処分を容認してきた。
今回の提訴では都教委の10・23通達が違憲・違法であり、戒告を含む全ての処分の取り消しを勝ち取ることが目標である。(近藤徹)
『レイバーネット日本』(2021-04-01)
http://www.labornetjp.org/news/2021/0331hokoku2