2月14日付毎日新聞朝刊によると、停電は95万件!

 

 

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 13日夜遅く、福島県沖を震源とする強い地震が発生し、宮城県と福島県で震度6強を観測しました。今回の地震は、関東にも大きな影響を及ぼしました。一時、約86万軒が停電しました。

■新幹線が品川駅ホームで“緊急停止”
 
 首都高の橋げたが、きしんでいるのでしょうか。東京・日本橋では、地震発生とともに鈍い音が響きわたり、標識や街灯が大きく揺れました。

 首都高を走っていた車のドライブレコーダーの映像では、中央分離帯の街灯が、左右に激しく揺れているのが分かります。

 茨城県つくば市の漫画喫茶の漫画も、棚から落ちて床に散乱してしまいました。

 交通機関にも影響がありました。

 停電し、非常灯のみとなった新幹線の車内。撮影者によりますと、新幹線は品川駅のホームに入ったところで停電し、緊急停止したということです。
 乗客は約30分間、車内に閉じ込められました。

■埼玉・川口市で“停電”も東京側は…

 震源地から離れた関東でも、各地で停電が起こりました。

 神奈川県横浜市では、辺り一帯が停電していて、住宅はいずれも明かりがついていない状況です。
 交差点の信号機も完全に消えていて、車が交差点に進入する際に、注意しながら渡っているという状況です。

 千葉県市川市内では、コンビニエンスストアも停電で明かりがついていません。店員も「レジも止まっているので」「広域停電が起きてて」と話していました。

 東京電力によりますと、関東など1都8県では、最大約86万軒が停電しました。

 停電した埼玉県川口市の住民は、「東京の方は(電気が)ついてました。あっち(東京)とこっち(川口市)で電気の供給は何か違うのかなって感じました」と話します。

 埼玉県川口市のタワーマンションから見ると、東京都側は光がついていましたが、川口市側は停電しています。

 東京電力は、複数の発電所が停止したため、広範囲にわたる停電を防ぐべく、一部地域への送電を自動停止したといいます。