危機感ゼロ

  東京都看護協会総会で東京都危機管理監に、大江戸線の水道不足問題について忠告していたのに、何も対策していなかった東京都の危機管理体制

 

 

 

ー・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-

 

2021年1月14日

感染源、洗面所の蛇口か 都営大江戸線の集団コロナ

東京都営地下鉄大江戸線が昨年末から今月11日まで間引き運行した原因となった運転士間の新型コロナウイルスの集団感染が、共同利用する庁舎の洗面所の蛇口経由で広がった可能性が高いことが14日、都交通局への取材で分かった。手をかざすと自動的に水が流れるセンサー式ではなく、手で回すタイプの蛇口だった。今後はセンサー式への置き換えを検討する。

交通局によると、大江戸線では昨年12月15日以降、江東区の同じ庁舎を使う運転士ら計39人の感染が判明。大江戸線は12月27日から今月11日まで、運行本数を通常の7割程度に減らしていた。

庁舎には始発電車の乗務に備えて運転士が泊まり込んでいる。保健所からは「歯磨きの際の唾液が付着した手で蛇口に触れたことにより、感染が広まった可能性が高い」との指摘を受けたという。

交通局は以後の対策として、蛇口を紙で覆って触れることや使用後の手指消毒を徹底するよう職員に指示。日常的な手指消毒やマスク着用、アクリル板の設置などは以前から実施していた。

交通局の担当者は「今後も感染防止に努めながら、運行を確保していきたい」と話した。〔共同〕

 

 

 

 

 

後発で建設された地下鉄路線のため、既存の路線より深部を走り、全般的に駅ホームがかなり深いところに設置されている。特に2層構造の六本木駅は下部の内回り1番線ホームが地下 42 m と、地下鉄駅としては日本で最も低い場所に位置する。また乗り換え駅では既存路線の駅からかなり離れた場所に位置することも多く、地上経由の乗り換えを余儀なくされる駅もある(例:蔵前駅#両線の乗り換え)。都営地下鉄で初めてワンマン運転を実施した。単一の地下鉄路線としては日本最長 (40.7 km) であり]、全線がトンネル(地下区間)構造のため、連続した地下鉄トンネルとしても日本最長である。

 

 

 

 

1/14(木) 読売新聞オンライン

 

【独自】大江戸線運転士の集団感染、「盲点」だった共用洗面所の蛇口

 新型コロナウイルスの感染拡大は、公共交通機関の運行にも影響する。東京では、都営地下鉄大江戸線の運転士が集団で感染し、年末年始の約2週間、間引き運行となった。感染が広がる要因の一つになったとみられるのは、運転士の宿直施設にある洗面所の蛇口だ。鉄道の運転士は交代要員の確保が難しく、鉄道各社は対策強化を検討している。


■本数削減
 都営大江戸線は、新宿や六本木など東京の中心部を結ぶ路線だ。一部は23区北西部の練馬区にも延びる。2019年度は、1日に約98万人が利用した。

 運転士の感染が最初にわかったのは、昨年12月15日だ。それから次々に感染者が判明し、今月4日までに38人に上った。大江戸線に乗務する運転士の2割に当たり、感染者との濃厚接触者となった運転士ら4人も出勤できなくなった。このため大江戸線は、昨年12月27日から1月11日にかけ、運行本数を普段の7割程度に抑える運行体制となった。

 都交通局などによると、38人はいずれも江東区内の庁舎で始発などに備え、宿直していた。寝室は個室で、リネン類も毎日交換されていたが、洗面所や浴室、台所は共用で、同時に複数人が利用することもあった。

 12月の保健所の現地調査で、感染を広げたと推定されたのは洗面所の蛇口だった。手で回して水を出すタイプで、歯磨きの際に唾液が付着した手で触れるなどし、ウイルスが付着した可能性が高いと指摘された。

 これを受け、都交通局は都営地下鉄各線の運転士に、洗面所の蛇口は紙で覆って触れることや、使用後の手指消毒などを指示。手を近づけるだけで水の出るセンサー式蛇口への変更も今後、検討するという。

 始発に乗務する鉄道の運転士の多くは前夜から宿泊する。大江戸線の場合、月に5、6回だ。都交通局は、他の鉄道各社にも注意を促すため、情報提供を始めた。